プロが教えるトイレのタイルリフォーム┃メリット・費用・種類・施工例を解説

トイレのリフォームで、タイルやクッションフロアなど、床材を何にするかお悩みの方へ。

リフォームに使用する床材によって、トイレの雰囲気や使用感が大きく変わります。

そこで今回のコラムでは、埼玉県で多くのリフォームを手掛けてきた工務店『ナジャムのリフォーム』が、「タイル・クッションフロア・フローリングの特徴と費用相場」を解説し、「最適な床材選びのポイント」をご紹介します。

また、タイルのメリットやデメリットと対策も解説していますので、トイレリフォームの参考になれば幸いです。

トイレリフォームの床材の種類と費用相場【タイル・クッションフロア・フローリング】

トイレリフォームの際、選ぶ床材の種類によって、費用や特性、メンテナンスのしやすさが異なります。

ここでは、代表的なトイレの床材と特徴、費用相場について解説します。

※費用相場はあくまでも目安です。詳細につきましては、リフォームを依頼する施工業者にお問い合わせください。

タイル：耐久性と高級感を追求する方におすすめ

タイルは、耐水性と耐久性に優れた床材で、トイレをおしゃれに演出できます。

【タイルの特徴】

• 優れた耐水性：水を弾き、湿気に強いため、トイレの床材として最適です。
• 高い耐久性：長期間使用しても劣化しにくく、メンテナンスが簡単です。
• デザイン性：さまざまなカラーや形状があり、個性的なデザインが可能です。
• 費用相場：4.5〜12万円／畳。やや高価ですが、長期的なコストパフォーマンスに優れています。

タイルは、耐久性を重視しつつ、デザインにもこだわりたい方におすすめの床材です。

クッションフロア：コスパと実用性の両立

クッションフロアは、トイレの床材として多くのご家庭で選ばれている人気の素材です。

人気の理由は、優れた性能と手頃な価格にあります。

【クッションフロアの特徴】

• 耐水性に優れている：水を弾く性質があり、トイレなどの水回りに最適です。
• 汚れがつきにくい：汚れが簡単に拭き取れるため、掃除がしやすいです。
• 豊富なデザイン：フローリング調や大理石風など、さまざまなデザインから選べます。
• 費用相場：2〜4万円／畳。予算を抑えたい方におすすめです。

クッションフロアは、コストを抑えつつも高い機能性とデザイン性を求める方におすすめです。

フローリング：温かみと統一感を重視する方におすすめ

フローリングは、トイレに木の温もりと高級感をもたらす床材です。

隣接する部屋との統一感を出したい場合に特に適しています。

【フローリングの特徴】

• 温かみのあるデザイン：自然な木の風合いが魅力で、トイレ空間に温もりを与えます。
• 水に弱い：クッションフロアやタイルと比較して水に弱いため、コーティング加工済みの商品を選ぶ必要があります。
• 費用相場：3〜6万円／畳。クッションフロアよりやや高価です。

フローリングは、デザイン性を重視する方や、家全体に統一感を持たせたい方に向いています。

 

 

トイレのリフォームでタイルを選ぶデメリットと対策

タイルは美観や耐久性、清掃のしやすさなど、多くのメリットがある一方で、デメリットも存在します。

しかし、適切な対策によりデメリットを解消することが可能です。

以下に、トイレリフォームの際にタイルを選ぶデメリットと対策を紹介します。

コストが高い

タイルの施工は1枚ずつ丁寧に行うため、職人による手作業が必要となり、工事費が高くなることがあります。

しかし、タイルの耐久性とメンテナンス性を考慮すれば、長期的なコストパフォーマンスは高いと言えます。

冬場の冷たさ

タイルは表面が冷たくなりやすく、冬場は特に足元の冷えが気になります。

しかし、小さなストーブの導入や、スリッパを使用することで冷えを軽減できます。

また、夏場はひんやりと快適にトイレを利用できる点はメリットです。

目地の掃除が必要

タイルの目地部分に汚れが溜まりやすく、掃除が面倒に感じるケースがあります。

目地の汚れが目立ちにくいグレーやダークブラウンのタイルを選ぶことや、目地が狭いタイプのものを選ぶことで解消できます。

 

 

トイレのリフォームに使うタイルの種類と特徴

トイレのリフォームでタイルを選ぶ場合、種類によってデザインや耐久性、メンテナンスのしやすさが異なるため、ご自身のニーズに最適なタイルを選ぶことが大切です。

ここでは、トイレリフォームに用いる代表的なタイルの種類と特徴について解説します。

磁器タイルの特徴

磁器タイルは、トイレタイルの中でも特に高い耐久性を持つのが特徴です。

【磁器タイルのメリット】

• 耐久性が高く、劣化しにくいです。
• 吸水率が低く、汚れが染み込みにくいです。

磁器タイルは、高級感のあるトイレ空間を目指す方におすすめです。

陶器タイルの特徴

陶器タイルは、美しい光沢と、掃除のしやすさが魅力です。

【陶器タイルのメリット】

• 凹凸が少なく掃除がしやすいです。
• 釉薬による光沢が美しいです。

陶器タイルは、メンテナンス性の高さを重視する方に向いています。

フロアタイルの特徴

フロアタイルは、硬質塩化ビニル素材でつくられており、軽量で扱いやすいのが特徴です。

【フロアタイルのメリット】

• 施工がしやすく、コストが抑えられます。
• さまざまなデザインとカラーがあり、木目調や大理石調などのパターンから選べます。

フロアタイルは、さまざまなデザインから選びたい方や予算を抑えたい方に適しています。

トイレリフォームの施工事例

ここでは、ナジャムのリフォームが手掛けたトイレリフォームの実例をご紹介します。

【事例1】 3日で床と壁がキレイに

工事日数は3日で、タンクレストイレの設置、床と壁の改修、ペーパーホルダーの取り付けを行いました。

モダンなデザインと機能性を兼ね備えたトイレに生まれ変わりました。

【埼玉のリフォーム施工事例】

【事例2】スタイリッシュな造作カウンター付きトイレリフォーム

5日間の工事日数でトイレの交換、壁と床の改修、造作カウンターの設置を実施しました。

全体的にスタイリッシュな空間に仕上がり、機能性とおしゃれなデザインを両立させています。

【埼玉のリフォーム施工事例】

また、トイレリフォームに関連して、タンク付きトイレの手洗いに関するお悩みも多く聞かれます。

トイレタンクの手洗いに関するメリットやデメリット、注意点を詳しく解説していますので、こちらも合わせてごらんください。

【参考コラム】トイレタンクの手洗いは使わない・使いづらくて後悔するのか｜石けんNGなどのデメリット、メリット解説

【事例3】築20年以上のトイレを1日でリフォーム

築20年以上のトイレの便器交換と、床のリフォームを1日で完了しました。

【埼玉のリフォーム施工事例】

 

以下の記事では、タンクレストイレのリフォームについてご確認いただけますので、ぜひごらんください。

【参考コラム】人気のタンクレストイレにリフォームしたい！費用やメリット・デメリットは？選ぶポイントを解説

 

ナジャムのリフォームは、上記のほかにもさまざまな施工事例を紹介しています。ぜひごらんください。

【埼玉のリフォーム施工事例】

 

トイレのタイルリフォームに関するよくある質問

トイレのタイルリフォームを検討する際、多くの方が抱える疑問や不安に、ここでお答えします。

トイレタイルの選び方は？

トイレタイルを選ぶ際には、以下のポイントを考慮するのがおすすめです。

• 耐水性：トイレは水回りであるため、耐水性の高いタイルを選ぶことが重要です。
• 耐久性：長期間使用するためには、耐久性の高いタイルを選ぶとメンテナンスの手間が省けます。
• デザイン：トイレの雰囲気に合ったデザインや色を選ぶことで、空間をおしゃれに演出できます。

リフォームにかかる時間はどのくらい？

一般的なリフォームにかかる日数は、以下の通りです。

• 床と壁のみ：1～2日
• 床と壁、便器交換：2～4日

トイレのリフォームにかかる時間は、使用するタイルの種類や施工方法、施工業者のスケジュールによって異なります。

トイレのリフォームに関する費用や日数、具体的な事例について詳しく知りたい方は、以下の記事でご確認いただけます。

【参考コラム】トイレのリフォーム費用・日数相場、戸建ての事例｜手すり設置のみ〜まるごとリフォーム（内装工事付）まで

DIYでトイレのタイルリフォームはできる？

トイレのタイルリフォームは、DIYで行うことも可能です。

メリットとしては、費用を抑えられ、ご自身のペースで作業ができる点が挙げられます。

しかしその一方で、仕上がりに満足できない可能性があることや、作業に時間がかかるといった点がデメリットです。

DIYでのリフォームを検討する場合は、ご自身の技術や求めるクオリティを考慮し、無理のない範囲で行うことをおすすめします。

 

 

まとめ

トイレのリフォームでは、床材の選択が空間の雰囲気や使用感に大きく影響します。

タイル・クッションフロア・フローリングそれぞれにメリットとデメリットがあり、用途や予算に応じて最適な選択をすることが大切です。

また、リフォームを検討する際には、実際の施工事例を参考にすることで、理想のトイレ空間を実現する手助けとなります。

タイルのみならず、トイレのリフォームに関してご不明な点やご相談がございましたら、ぜひナジャムのリフォームまでお気軽にお問い合わせください。