マンションリフォームで最強の西日対策｜簡単なベランダなどへの外付け対策・室内の対策も紹介

「マンションの西日」にお悩みの方へ。

今回のコラムでは、埼玉県で多くのリフォームを手掛けてきた工務店『ナジャムのリフォーム』が、窓や壁の断熱性・気密性・遮熱性を高めるリフォームや間取り変更など、具体的な西日対策を紹介します。

西日によるまぶしさや室温上昇を抑え、快適な室内環境を実現しましょう。

マンションリフォームで最強の西日対策

マンションで西日に悩まされる主な原因は以下3つで、どれも室内の快適性を根本から見直す方法なので、最強の効果を得られる可能性があります。

• 窓の断熱性・気密性・遮熱性が低い
• 壁の断熱性・気密性・遮熱性が低い
• 西日を不快に感じやすい間取り

そこではじめに、上記3点を解決するリフォームの方法と効果を紹介します。

 

窓の断熱性・気密性・遮熱性アップ

窓の断熱性・気密性・遮熱性アップを目的にしたリフォームをすることで、マンションの室内環境が以下のように変化します。

• 断熱性アップ：冷房で冷やした室内の空気が窓を伝わって屋外に逃げない、結露防止
• 気密性アップ：西日で暖められた外の空気が、室内に侵入しづらい
• 遮熱性アップ：窓が日射熱を遮る

具体的には、以下のようなリフォームを検討しましょう。

• 既存の窓ガラス・サッシを断熱性能の高いものに交換
• 窓全体を交換（窓枠ごと交換）
• 内窓の設置

マンションの管理規約で窓全体の交換が難しい場合は、内窓設置を検討するのがおすすめです。

壁の断熱性・気密性・遮熱性アップ

西日の強い日差しで外壁の温度が上昇すると、室内温度にも影響します。

そのため、マンションリフォームで西日対策をする場合には、窓とあわせて壁の断熱性・気密性・遮熱性アップも検討しましょう。

マンションは自由に外壁リフォームをできないため、西向きの外壁に接する室内の壁をリフォームすることになります。

• 内壁断熱工事：室内側の壁に断熱材を施工する
• 気密シートの施工：壁の内部に気密シートを施工する
• 断熱ボードの設置：既存の壁に断熱ボードを貼り付ける

間取り変更

「マンション自体が西向き・南西向き」などで、西日の影響を受けやすい場合もありますよね。

その場合は、リフォームで西日の影響を受けづらい間取りに変更する方法もあります。

• 室内の風通しが良くなるように、ドアの配置を変更・室内窓設置
• 西側の壁に沿って収納スペースを設置
• 窓際にサンルームをつくり、居室を後退させて西日の影響を感じづらくする　など

 

マンションリフォームで最強の西日対策をする方法を紹介してきました。

ご自宅の温度上昇、冷暖房効率低下、結露などを防ぐために「住環境を根本的に改善したい」とご希望の方は、参考にしていただけると幸いです。

 

また、マンションリフォームを検討中の方は、以下のコラムもおすすめです。

劣化や汚れが気になる浴室をリフォームして快適にするためのポイントや、失敗しないための注意点・業者の選び方を確認できます。

【関連コラム】マンションの浴室リフォームを失敗する原因と対策5つ｜注意点と業者の選び方

 

 

マンションに簡単な西日対策をする方法

マンションの西日対策は、管理規約や構造上の制約があるため、実施できる対策が限られる場合があります。

そこでこの章では、手軽にできる西日対策を紹介します。

ベランダなどへの外付け対策

マンションはベランダの造作変更や外壁などのネジ打ちなどはできませんが、ベランダに以下のような対策をすることで、窓から差し込む西日を大きく抑えられます。

• 穴あけ不要のサンシェードの設置：日射熱を遮り、室内温度の上昇を抑制する。
• グリーンカーテンの設置：見た目が美しく、環境にも優しい。
• すだれの設置：簡単に取り付け・取り外しができる。

ただし管理規約に外観に関する規約があるマンションでは、上記のような対策も規約違反となる可能性があるため、まずは管理規約を確認しましょう。

室内の対策

マンションで簡単に実施できる室内の西日対策には、以下のような方法があります。

• 遮熱カーテンの設置：レースタイプを選ぶことで、明るさを取り入れつつ熱を遮ることもできる。
• 遮熱フィルムの貼付け：比較的安価に熱を遮ることができる。
• ハニカムシェードの設置：蜂の巣状の空気層が断熱効果を発揮する。

上記の対策は、比較的低コストで簡単に取り入れることができ、マンションにお住まいの方にとって効果的な西日対策となります。

西向きの部屋のメリット・デメリット、物件選びの注意点

西向きの部屋は「日当たりの良さ、冬場の暖かさ」などの魅力的なポイントが多い一方で、「夏場の暑さや家具の日焼け」といったデメリットもあります。

この章では、西向きの部屋のメリット・デメリットを、物件選びの際に注意すべきポイントを紹介します。

西向きの部屋のメリット・デメリット

西向きの部屋のメリット・デメリットを、以下にまとめました。

【メリット】

• 午後の日当たりが良い：日が当たるのは正午以降だが、日没までたっぷり日差しが入る。
• 冬は暖かい：午後からの強い日差しで部屋の温度が上がり、夜まで暖かさが続く。
• 価格が安い：人気の南向きに比べると、価格が低いケースがある。

【デメリット】

• 室内が暑くなりやすい：西日の影響で室内が暑くなりやすく、夏場は冷房の使用頻度が高くなる可能性がある。
• 日焼けや色あせの懸念：強い西日により、家具や床、カーテンなどが日焼けや色あせする可能性がある。
• 夕方以降の眩しさ：夕方から日没にかけて強い西日が入るため、テレビやパソコンの画面が見づらくなることがある。

物件選びの注意点

西向きのマンションを選ぶ際には、以下のポイントに考慮することが重要です。

• 内見は夕方にする：内見をするときは夕方の時間帯を選び、実際の西日の影響を確認する。
• ルールの確認：西日対策のリフォームが可能かどうか、管理規約などを確認する。
• 省エネ性能の確認：省エネ性能の高い物件を選ぶことで光熱費を抑えられる。

上記の点に注意して物件を選ぶことで、西向きの部屋でも快適に暮らせる可能性が高まります。

 

 

マンションの西日対策Q&A

最後に、西日対策に関するよくある質問と回答をまとめました。

西向きのマンションにお住まいの方や、購入を検討している方の参考になれば幸いです。

マンションの外壁にオーニングなどを設置できる？

ベランダにオーニング設置に関しては、マンションの管理組合を確認する必要があります。

また、設置可能な場合でも「管理組合の許可が必要」「外壁の下地の補強が必要」といったケースがあるため、マンションの管理規約を確認したうえで、リフォーム会社等に相談しましょう。

西向きのマンションでグリーンカーテン用の植物は育つ？

西向きのマンションでも、以下のような植物を選ぶことでグリーンカーテンを育てられます。

• ゴーヤ
• アサガオ
• ヘチマ
• キュウリ など

西向きの部屋はまぶしい？

西向きの部屋は、特に午後から夕方にかけて非常にまぶしくなる傾向があります。

しかし、今回紹介した対策を実施することで、西向きの部屋のまぶしさを軽減し、快適な空間を実現できます。

西向きのマンションで冷房費を抑えるための方法は？

西向きのマンションで冷房費を抑えるためには、今回紹介した対策に加えて、以下のような工夫が効果的です。

• 換気の工夫：朝晩の涼しい時間帯に窓を開けて換気を行い、室内に溜まった熱を逃がす。
• 高効率エアコンの使用：省エネ性能の高いエアコンを使用することで、消費電力を抑える。
• 西向きの部屋以外にも断熱リフォームを行う：窓や壁に断熱リフォームを行い、断熱性を高め、冷房費を抑える。

上記の対策を組み合わせることで、西向きマンションでも冷房費を抑えながら、快適に過ごせます。

 

また、マンションリフォームに関心がある方は、以下のコラムもおすすめです。

マンションの水回りリフォームの費用相場やお得にリフォームする方法について確認できます。

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まとめ

西向きのマンションは、適切な対策を行うことで快適な住環境を実現できます。

埼玉県で多くのリフォーム実績を持つナジャムのリフォームは、お住まいをより快適にするための最適なプランをご提案します。

ご不明な点やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。