マンションのフローリングがふわふわする原因と対策|リフォームが必要な5つの症状も解説
「マンションの床を歩くと、なんだかふわふわして気持ち悪い…」と感じたことのある方もいると思います。
この感触は、遮音性を高めるための床構造によるもので、マンションでよく見られる現象です。
しかし、経年劣化や施工不良、湿気による変形など、対処が必要なケースも存在します。
今回のコラムでは、埼玉県で数多くのリフォームを手掛けてきた工務店『ナジャムのリフォーム』が、マンションのフローリングがふわふわする主な原因と、その違和感を軽減するための対処法を解説します。
目次
マンションのフローリングがふわふわする原因
マンションのフローリングが、ふわふわと沈むように感じるのには、主に次の4つの原因があります。
- 遮音フローリングの特徴によるもの
- 二重床と直貼り床の構造の違い
- 施工不良や経年劣化
- 湿気や気温変化の影響
遮音フローリングの特徴によるもの
マンションでは、上下階の生活音を軽減するために、「遮音フローリング」が使われていることが多くあります。
遮音フローリングには、衝撃音を吸収するためのクッション材が組み込まれており、歩いたときにわずかに沈むような感触があります。
これは、仕様として意図的に設計されたものであり、異常ではありません。
遮音性能を示す「遮音等級」の数値は、L値と呼ばれます。
L値には、以下の2種類があります。
- LL値(軽量床衝撃音):椅子の移動音やおもちゃの落下音など、軽くて硬い高音に対する遮音レベル
- LH値(重量床衝撃音):歩行音や子供が跳ねたときの、ドスンとした重い音に対する遮音レベル
マンションでは、一般的にL-45以下が求められます。
L値ごとの遮音性能と生活実感は,
以下のとおりです。
遮音等級 | 重量床衝撃音(低音域) | 軽量床衝撃音(高音域) | 生活実感 |
---|---|---|---|
特級(L-40) | かすかに遠くから聞こえる | ほとんど聞こえない | 気配は感じるが気にならない |
1級(L-45) | 聞こえるが意識することは少ない | 小さく聞こえる | 上階の生活が多少意識される程度 |
2級(L-50) | 小さく聞こえる | 聞こえる | 上階の生活状況が気になる |
3級(L-55) | 聞こえる | 発生音が気になる | 上階の生活行為がある程度分かる |
<参照>日本建築学会による建物・室用途別性能基準:(建築物の遮音性能基準と設計指針[第二版]日本建築学会編 技報堂 p6-p8)
二重床と直貼り床の構造の違い
マンションの床構造には、主に「二重床」と「直貼り床(じかばりゆか)」の2種類があります。
それぞれの構造によって、歩いたときの感触にも違いが出ます。
- 二重床:コンクリートスラブの上に下地材を組み、空間を設けてフローリングを施工する方法。空間があるぶん、床がやわらかく感じやすく、沈み込みも起こりやすい。
- 直貼り床:コンクリートに直接フローリング材を貼る方法。硬くて沈みにくいが、下地の状態によっては、フローリングが浮いたように感じることもある。
施工不良や経年劣化
フローリングの沈み込みが、構造上の仕様ではなく、施工ミスや経年劣化によって起こるケースもあります。
以下のような症状が見られる場合、劣化や施工不良の可能性があります。
- 下地材のズレや隙間がある
- 長年の使用により、フローリングやクッション材が劣化している
- 以前は気にならなかったのに、最近ふわふわと感じるようになった
湿気や気温変化の影響
フローリングは、木材や合板が使われているため、湿度や温度の変化に敏感です。
以下のような状況では、床材が膨張・収縮しやすくなり、沈み込みや浮きの原因となることがあります。
- 梅雨時の湿気で床が膨らむ
- 冬の乾燥により床材が収縮し、隙間ができる
湿度管理を行うことで、こうした症状が改善することもあるため、日頃の換気や加湿・除湿対策は有効です。
埼玉県でマンションの床の「ふわふわ」が気になる方は、ナジャムのリフォームにご相談ください。
【埼玉県でリフォームを検討中の方へ】
ナジャムのリフォームでは、現場の調査からお見積書提出まで無料で行っています。しつこい営業などは一切ありませんので、お気軽にお問い合わせください。
フローリングのふわふわ感をチェックする方法
マンションのフローリングに違和感を覚えたときは、自分で簡単にできるチェックを行ってみましょう。
症状の原因や程度を把握することで、それが仕様の範囲内なのか、あるいは修理やリフォームを検討すべきかの判断材料になります。
自分でできる3つのチェックポイント
以下の3つのポイントをチェックしてみましょう。
- 「ふわふわ」する範囲を確認する
- 歩いたときに異音がしないかを確かめる
- 重い家具を長期間置いていなかったかを確認する
リフォームを検討すべき5つの症状
セルフチェックの結果、以下のような症状が見られる場合は、専門業者による点検やリフォームを検討するタイミングです。
- 一部分だけ沈み込みが激しい
- 歩くたびに異音がする、または日によって感触が変わる
- 以前より明らかに「ふわふわ感」が強くなってきた
- 歩くたびに不快感を覚え、ストレスになっている
- 広範囲にわたっており、部分補修だけでは対応が難しい
こうした状態を放置してしまうと、床の不具合が広がる可能性があります。
マンションの仕様なのか、不具合なのかと迷う段階でも、まずは専門家に見てもらうことをおすすめします。
フローリングをリフォームするタイミングや後悔しないためのポイントについては、こちらの記事で確認できます。
【関連コラム】フローリングリフォームの費用相場と後悔しないためのポイント3つ|埼玉県川口市のリフォーム専門店ナジャム
埼玉県でマンションの床の「ふわふわ」が気になる方は、ナジャムのリフォームにご相談ください。
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フローリングリフォームの方法と費用相場
マンションの「ふわふわ」する床が気になる場合、症状の程度によっては、リフォームで快適な状態に改善することが可能です。
マンションでフローリングのリフォームは、主に「張り替え」もしくは「重ね張り」という方法で行います。
張り替えリフォーム
フローリングの張り替えは、既存の床材をすべて撤去し、下地を確認・補修したうえで、新しいフローリングを施工する方法です。
床の劣化が進んでいたり、沈み込みの原因が下地にあると考えられる場合は、張り替えによって根本的な改善が期待できます。
遮音性能を保ったまま、素材や色味を一新できるため、見た目と機能性の両立を目指す方におすすめの工法です。
- 費用の目安(6畳):15〜30万円前後
- 工期:2〜4日程度(マンションの構造や内容により変動)
フローリングの張り替えにかかる費用や、工法・材料の種類による違いについては、こちらの記事で確認できます。
【参考コラム】20畳のフローリングの張替え費用は工法・材料の種類によって異なる
重ね貼りリフォーム
重ね貼り(上貼り)リフォームは、既存のフローリングの上から新しい床材を貼る方法です。
下地に大きな傷みがなく、「見た目を変えたい」「沈み込みが軽度」といったケースでは、短期間かつ低コストでリフォームできるのが魅力です。
ただし、床の高さがわずかに上がるため、ドアの開閉や段差との兼ね合いには、注意が必要です。
- 費用の目安(6畳):8〜15万円前後
- 工期:1〜2日程度
フローリングを重ね張りする際のメリット・デメリット、後悔しないためのポイントについては、こちらの記事で確認できます。
【参考コラム】フローリングの重ね張りでカビ対策する方法|メリット・デメリットや注意点も解説
マンションリフォームの注意点
マンションでのフローリングリフォームでは、管理規約に沿った工事内容にすることが重要です。
特に遮音性能に関しては等級の指定があるケースが多く、重ね貼りが許可されていない物件もあります。
また、共用部分の扱いや工事の時間帯、近隣住戸への配慮なども求められるため、管理組合への事前申請や調整が必要になることも少なくありません。
マンション特有のルールや制約をクリアしつつ、理想のリフォームを実現するためには、施工事例が豊富で、マンションリフォームに精通した業者に相談することが大切です。
ナジャムのリフォームでは、マンション特有の制約やルールに精通した、リフォームのプロが多く在籍しています。
埼玉県でマンションの床のリフォームを検討中の方は、お気軽にご相談ください。
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まとめ
マンションのフローリングが、「ふわふわ」と感じられるのは、遮音性能を高めるための構造による場合が多く、必ずしも不具合とは限りません。
ただし、経年劣化や施工不良、湿気による変形が原因の場合は、症状が広がる可能性があるため、注意が必要です。
違和感を覚えたときは、まずセルフチェックを行い、必要に応じて専門業者に相談しましょう。
マンションでは、遮音等級や管理規約など、戸建てとは異なる制約もあるため、実績のある業者への依頼が重要です。
今回紹介した情報が、マンションの床リフォームを検討されている方の参考になれば幸いです。