川口市で活用できる住宅リフォーム補助金一覧｜対象工事や申請方法も解説

2025年6月15日 2025年6月25日

川口市で住宅リフォームを検討している方の中には、「補助金を活用して、少しでも費用を抑えたい」と考えている方も少なくありません。

川口市では、市内の景気活性化と既存住宅ストックの有効活用の促進を目的として、個人住宅のリフォーム工事の費用の一部を補助する事業を実施しています。

今回のコラムでは、埼玉県で多くのリフォームを手掛けてきた工務店『ナジャムのリフォーム』が、川口市で活用できる住宅リフォーム補助金の内容や対象工事や申請方法についてわかりやすく解説します。

1 川口市で活用できる住宅リフォーム補助金【2025年版】
- 1.1 【川口市】住宅リフォーム補助金一覧と概要
- 1.2 【埼玉県・国】住宅リフォーム補助金一覧と概要
2 川口市で活用できる住宅リフォーム補助金の申請方法
- 2.1 住宅リフォーム補助金の申請方法と手順
- 2.2 住宅リフォーム補助金の申請時に必要な書類
3 川口市の住宅リフォーム補助金を活用する際の注意点
4 補助金を活用したリフォーム事例紹介
- 4.1 給湯省エネ2025事業補助金を活用したエコキュート交換
- 4.2 浴室＆洗面室リフォーム｜子育てエコホーム補助金を活用
5 まとめ

川口市で活用できる住宅リフォーム補助金【2025年版】

はじめに、川口市で活用できる主な住宅リフォーム補助金を、川口市独自・県・国の制度に分けて紹介します。

【川口市】住宅リフォーム補助金一覧と概要

川口市の住宅リフォームに関する主な補助金は、以下のとおりです。

川口市住宅リフォーム補助金
川口市地球温暖化対策活動支援金
住宅の耐震改修補助金
住宅改修費、福祉用具購入費の支給

川口市住宅リフォーム補助金

川口市では、市内にお住まいの方を対象に、住宅の改修にかかる費用の一部を助成する制度を実施しています。

項目	内容
対象者	川口市内の個人の一戸建て住宅または集合住宅に居住している方
対象工事	税込20万円以上のリフォーム工事で、2025年4月1日以降に契約・申請し、市内に本社を置く事業者による施工のもの
補助金額	工事費の5％（上限10万円、1,000円未満切り捨て）

〈参照〉川口市ウェブサイト：令和7年度(2025年度)川口市住宅リフォーム補助金

補助金を活用するためには、必ず着工前に申請し交付決定を受けてから工事を始める必要があります。

また、対象工事についても詳しい条件があるので、該当するかは事前に川口市のウェブサイトで確認しておきましょう。

川口市地球温暖化対策活動支援金

川口市では、再生可能エネルギーの導入や省エネ機器の設置など、温暖化対策となる住宅関連の取り組みに対し、支援金を交付しています。

項目	内容
対象者	市内在住の個人または区分所有者の団体で、市税に滞納がないこと
対象機器	・太陽光発電・エネファーム・雨水貯留・生ごみ処理容器・太陽熱・地中熱利用・蓄電池・HEMS ・EV・FCV 　など
補助金額	・太陽光発電システム：設置費の1/2、市内業者で最大16万円、他市外業者で8万円・生ごみ処理容器：設置費の1/2、上限1.8万円（市内業者24千円×1/2）、市外業者1.5万円

〈参照〉川口市ウェブサイト：令和7年度川口市地球温暖化対策活動支援金総合案内

対象システムごとに、申請条件が定められています。

補助金額は、それぞれのシステムごとに設定され、市内の業者に依頼すると多く支給されます。

住宅の耐震改修補助金制度

川口市では、昭和56年（1981年）5月31日以前に着工された戸建て・共同住宅を対象に、安全・安心な住宅へ改修するための補助制度を設けています。

項目	内容
対象者	住宅の所有者（戸建て）または区分所有建物の管理組合（共同住宅）
対象建築物	昭和56年5月31日以前に着工された戸建て住宅および共同住宅
補助金額	・戸建て住宅：耐震改修費用の23％（上限60万円）・共同住宅等：延べ面積に応じた改修費用の23％、1戸当たり限度45万円、全体で最大450万円まで

〈参照〉川口市ウェブサイト：住宅の耐震改修補助金制度について

耐震改修の補助を受けるには、事前に「耐震診断」を受けることが必須となります。

補助対象や手続きの詳細については、川口市の公式ウェブサイトをご確認ください。

住宅改修費、福祉用具購入費の支給

川口市では、要介護・要支援の認定を受けた市内在住の方を対象に、福祉用具の購入や住宅改修にかかる費用の一部を介護保険制度で支援します。

項目	内容
対象者	要介護・要支援認定を受け、市にマイナンバー等届出をしている方
対象改修・品	＜住宅改修＞・手すり設置・段差解消・床材変更・引き戸交換・洋便器交換など改修工事＜福祉用具購入＞・腰掛便座・入浴補助用具・歩行器・杖などの特定用具
補助金額	年間20万円（住宅改修・用具購入合計）

〈参照〉川口市ウェブサイト：住宅改修費の支給申請について

工事開始・購入前にケアマネジャーや販売事業者と相談し、進めることが重要です。

申請方法が「受領委任払い」と「償還払い」の2種類があるなど注意点がいくつかありますので、詳細は、川口市のウェブサイトをご確認ください。

川口市で補助金を活用した住宅リフォームを検討中の方は、ナジャムのリフォームにお問い合わせください。

【埼玉県でリフォームを検討中の方へ】

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【埼玉県・国】住宅リフォーム補助金一覧と概要

埼玉県と国では、以下のリフォームに関する補助金が設けられています。

住宅用省エネ設備導入支援事業補助制度
子育てグリーン住宅支援事業
先進的窓リノベ2025事業
給湯省エネ2025事業
長期優良住宅化リフォーム推進事業
既存住宅の断熱リフォーム支援事業

【埼玉県】住宅用省エネ設備導入支援事業補助制度

埼玉県では、戸建て住宅に太陽光発電や蓄電池、エネファームなどの省エネ・再エネ設備を導入する際に、費用の一部を補助します。

項目	内容
対象者	埼玉県内の自ら居住する既存住宅の所有者（個人）
対象設備	・太陽光発電・太陽熱利用システム・蓄電池・エネファーム
補助金額	・太陽光発電：7 万円/kW、最大35万円・太陽熱利用システム：経費の2/3、上限20万円・蓄電池：10万円/台・エネファーム：5万円/台

〈参照〉埼玉県ウェブサイト：【令和7年度】家庭における省エネ・再エネ活用設備導入補助金

補助対象は「既存住宅のみ」で新築やFIT認定済み設備などは対象外です。

補助金の交付は先着順で、予算上限に達し次第交付申請の受付を終了となるため、早めの確認が重要です。

埼玉県の住宅リフォーム補助金については、こちらでも確認できます。

【参考コラム】埼玉県の住宅リフォーム補助金一覧｜トイレやキッチンなどの対象工事や申請方法を解説

【国】子育てグリーン住宅支援事業

子育てグリーン住宅支援事業は、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、住宅の省エネ性能向上を促進するために国が実施している補助金事業です。

項目	内容
対象者	・グリーン住宅支援事業者と工事請負契約等を締結し、リフォーム工事をする方・リフォームする住宅の所有者等であること
必須リフォーム工事	・開口部の断熱改修・躯体の断熱改修・エコ住宅設備の設置上記3種類のうち2種類以上の実施が必要
任意リフォーム工事	・子育て対応改修・防災性向上・バリアフリー・換気・空気清浄機能付きエアコン　など
補助金額	・3種類実施：60万円/戸・2種類実施：40万円/戸

〈参照〉国土交通省：子育てグリーン住宅支援事業ウェブサイト

申請はリフォーム工事を行う事業者（登録事業者）が行いますので、個人での直接申請はできません。

【国】先進的窓リノベ2025事業

先進的窓リノベ2025事業は、既存住宅の断熱性を高めることを目的とした国の補助金事業で、高性能な断熱窓や玄関ドアへの交換工事に対して補助金が交付されます。

項目	内容
対象者	建築後1年以上経過した既存住宅の所有者（戸建て・マンション・賃貸・別荘も可）
対象工事	断熱性能の高い窓やドアへの改修工事・内窓設置・外窓交換・ガラス交換・ドア交換
補助金額	工事費用の1/2相当（上限200万円/戸）

〈参照〉環境省：先進的窓リノベ2025事業ウェブサイト

補助額は工事内容、窓のサイズ、断熱性能グレードにより異なります。

詳しくは、先進的窓リノベ2025事業の公式ウェブサイトをご確認ください。

【国】給湯省エネ2025事業

給湯省エネ2025事業は、高効率な給湯器の普及を通じて、家庭におけるエネルギー消費の削減とCO₂排出量の抑制を図ることを目的とした国の補助金事業です。

項目	内容
対象者	高効率給湯器の導入リフォームを行う住宅所有者（中古住宅での交換も対象の場合あり）
対象機器	・ヒートポンプ給湯器（エコキュート）・ハイブリッド給湯機・家庭用燃料電池（エネファーム）
補助金額	・ヒートポンプ給湯器（エコキュート）：最大13万円/台・ハイブリッド給湯機：最大15万円/台・家庭用燃料電池（エネファーム）：最大20万円/台

〈参照〉経済産業省資源エネルギー庁：給湯省エネ2025事業ウェブサイト

補助対象製品には細かい条件があります。

使用する製品が補助対象に該当するかは、事前に確認しておきましょう。

【国】長期優良住宅化リフォーム推進事業

長期優良住宅化リフォーム推進事業は、既存住宅の性能向上や、子育て世帯に配慮した住環境の整備を支援するために国が実施している補助金事業です。

項目	内容
対象者	リフォームを行う住宅の所有者または購入者
対象工事	・性能向上リフォーム工事・三世代同居対応改修工事・子育て世帯向け改修工事・防災性・レジリエンス性の向上改修工事
補助金額	10万円〜上限最大160万円/戸

〈参照〉国土交通省：長期優良住宅化リフォーム推進事業

長期優良住宅化リフォーム推進事業では、手続きの多くを施工業者や買取再販業者（補助事業者）が代行する形で進められます。

【国】既存住宅の断熱リフォーム支援事業

既存住宅の断熱リフォーム支援事業は、既存住宅の断熱性能を高めることを目的に、高性能な建材を使用した断熱改修工事に対して補助金が交付される国の事業です。

項目	内容
対象者	住宅の所有者、区分所有者、管理組合など（賃貸住宅や法人所有も含む）
対象工事	高性能建材（断熱材、窓、ガラス）を用いた断熱改修工事
補助金額	補助対象経費の1/3

〈参照〉国土交通省ウェブサイト：住宅リフォームの支援制度

使用する製品は、事前に財団が登録している補助対象製品でなければなりません。

使用する製品が対象製品であるかどうか、あらかじめ確認しておきましょう。

川口市で活用できる住宅リフォーム補助金の申請方法

リフォーム補助金を活用するには、各制度に応じた申請手続きが必要です。

多くの補助金で共通する基本的な流れを紹介します。

住宅リフォーム補助金の申請方法と手順

補助金制度では、「工事前の申請」が原則です。

以下のような手順が一般的です。

住宅リフォーム補助金の申請方法
1. 事前相談・書類準備：対象となる工事内容や業者の条件を確認し、必要書類の準備。 ↓ 2. 補助金の交付申請：契約・着工前に、自治体や国の窓口へ交付申請。 ↓ 3. 交付決定通知の受領：審査のうえ、交付が認められると「交付決定通知」が届きます。 ↓ 4. 工事の実施・完了：交付決定後に工事を着工し、完了後は施工内容を報告。 ↓ 5. 実績報告・補助金の請求：完了報告書や領収書などを提出し、補助金の支払いを受けます。

住宅リフォーム補助金の申請方法

1. 事前相談・書類準備：対象となる工事内容や業者の条件を確認し、必要書類の準備。
↓
2. 補助金の交付申請：契約・着工前に、自治体や国の窓口へ交付申請。
↓
3. 交付決定通知の受領：審査のうえ、交付が認められると「交付決定通知」が届きます。
↓
4. 工事の実施・完了：交付決定後に工事を着工し、完了後は施工内容を報告。
↓
5. 実績報告・補助金の請求：完了報告書や領収書などを提出し、補助金の支払いを受けます。