中古マンションでやるべき最低限のリフォーム5選 ｜失敗を回避するためのポイントや流れも解説

「中古マンションでやるべき最低限のリフォームには、どのような工事がある？」と疑問をお持ちの方へ。

中古マンションを住みやすい環境に整えるには、破損箇所の修繕などのリフォームが欠かせません。

そこで今回のコラムでは、埼玉県で多くのリフォームを手掛けてきた工務店『ナジャムのリフォーム』が、中古マンションでやるべき最低限のリフォーム5選を解説します。

中古マンションでやるべき最低限のリフォーム5選【優先順位が高い】

中古マンションでやるべき最低限のリフォーム5選として、一般的に優先順位が高いとされる以下のリフォームをご紹介します。

• 破損・故障している箇所
• 断熱性を高めるリフォーム
• 水回りの交換
• 床材や壁紙の張り替え
• 間取り変更

中古マンションの状況と照らし合わせながら、それぞれのリフォームをチェックしましょう。

破損・故障している箇所

中古マンションでやるべき最低限のリフォームとして、最も優先順位が高いのが「破損・故障している箇所」です。

とくに、以下のような毎日利用する箇所の破損・故障を放置すると日々の生活でストレスを感じやすいので、注意が必要です。

• 水回り
• 給湯器
• ドア
• 住宅設備

加えて、破損・故障している箇所を修繕せずに住み始めると、破損箇所が広がってリフォーム費用がかさむリスクもあり、入居前にリフォームしましょう。

断熱性を高めるリフォーム

中古マンションの入居後に、暑さ・寒さのストレスを軽減して快適に暮らすには、断熱性を高めるリフォームが欠かせません。

断熱性を高めるリフォームの内容は、以下のとおりです。

• 窓・窓ガラス・サッシを交換する
• 内窓を設置する
• 玄関ドアを取り替える
• 壁・床・天井に断熱材を入れる

なお、マンションの管理規約によってリフォーム箇所に制限が設けられており、共有部分に該当するケースが多い玄関ドアや窓は交換できない可能性があるので注意が必要です。

また、断熱性アップのリフォームをすると、以下のようなメリットがあります。

• 熱の出入りを抑えて外気の影響を受けにくくなり、室内の暑さ・寒さを軽減する
• 室内の熱が逃げづらくなるため、冷暖房効率が高まって光熱費を削減できる
• 住宅全体の断熱性を強化すれば、部屋同士の温度差が小さくなり、ヒートショックを予防できる
• 外気の影響を受けづらくなることから、結露を防げる

断熱性向上のリフォームは上記のように快適性の向上だけではなくご家族の健康を守ることにもつながるので、ぜひリフォームプランに取り入れましょう。

 

断熱材が入ってないマンションの調べ方を、こちらの記事で解説しています。

【参考コラム】断熱材が入ってないマンションの調べ方｜断熱リフォームの方法、注意点など解説

水回りの交換

ご家族が毎日利用する「水回り」は設備が古かったり、汚かったりするとストレスを感じやすく、水回り交換は中古マンションでやるべき最低限のリフォームの1つです。

使用状況によっても異なりますが、水回り設備の耐用年数は10〜20年とされており、入居後に間もなく交換が求められる場合もあるため、入居前のリフォームを検討しましょう。

また、老後に備えたい場合にも、水回り周辺のバリアフリー化や手入れしやすい設備への交換がおすすめです。

床材や壁紙の張り替え

床材や壁紙は内装に占める面積が多く、住宅の印象や雰囲気を左右する重要な部分です。

中古マンションで気持ちよく生活するためにも、入居前に床材や壁紙の張り替えを実施しましょう。

加えて、住宅全面の床材や壁紙の張り替えは住みながらするのが難しく、入居前にリフォームしておきたい工事だといえます。

また、床材の材質によっては転倒リスクにもつながることから、張り替えて安全性を向上させましょう。

 

マンションのフローリングがふわふわする原因と対策を、こちらの記事で解説しています。

【参考コラム】マンションのフローリングがふわふわする原因と対策｜リフォームが必要な5つの症状も解説

間取り変更

中古マンションをライフスタイルに合った住まいにするには、間取り変更のリフォームが必須です。

中古マンションの間取り変更には、以下のような例があります。

• 独立型キッチンをオープン型キッチンへと変更する
• LDKと隣接したスペースの間の壁を取り除き、開放感のあるLDKにする
• 水回りを集約させて掃除のしやすい間取りにする
• 回遊動線を取り入れて、効率よく生活・家事ができる間取りに変更する

「部屋数が多いけど、使い道がない」「LDKが狭くて住みづらい」などのストレスを回避するためにも、間取り変更のリフォームを実施しましょう。

 

埼玉県で中古マンションのリフォームを検討中の方は、ナジャムのリフォームにお問い合わせください。

中古マンションでやるべき最低限のリフォームで失敗を回避するためのポイント

中古マンションでやるべき最低限のリフォームで失敗を回避するためのポイントは、以下のとおりです。

• リフォームの予算と優先順位を決める
• 管理規約を確認してリフォームできる範囲を確認する
• マンションリフォームの実績が豊富な施工業者を選ぶ

それぞれのポイントを押さえて、リフォームを成功させましょう。

リフォームの予算と優先順位を決める

中古マンションでやるべき最低限のリフォームで予算オーバーを防ぐためにも、あらかじめ予算と優先順位を決めましょう。

マンションリフォームにおける一般的な優先順位を高い順番に並べると、以下のとおりです。

• 安全性に関係する箇所
• 快適性に関係する箇所
• デザイン性に関係する箇所

上記は目安で、ご家族の考え方によってマンションリフォームの優先順位は異なるため、あらかじめご家族で話し合っておくことをおすすめします。

管理規約を確認してリフォームできる範囲を確認する

マンションの管理規約によってリフォームできる箇所に制限が設けられているので、事前に施工可能な範囲を確認しましょう。

マンションごとに違いがありますが、中古マンションでは以下のような箇所で工事の制限が設けられている場合があります。

• 柱や壁の撤去
• 水回りの移動
• 玄関ドアや窓の交換　など

たとえば、壁の撤去や水回りの移動の制限によって、理想の間取りを実現できないケースもあるので注意が必要です。

加えて、管理規約では工事できる日時や工事を依頼できる施工業者にも指定が設けられている可能性があり、事前に一通り内容をチェックしましょう。

マンションリフォームの実績が豊富な施工業者を選ぶ

中古マンションのリフォームでは、マンションの構造を理解したうえで管理規約を守って工事を進める必要があるため、実績が豊富な施工業者を選びましょう。

施工業者に問い合わせる前に、公式サイトからマンションリフォームの実績をチェックしておくとスムーズです。

その他にも、中古マンションのリフォームの施工業者を選ぶ際は、以下の点を確認することが重要です。

• 費用感は予算に合うか
• 仕上がりが好みに合うか
• アフターサービスや保証が充実しているか
• 担当者との相性はいいか

また、施工業者の実績をチェックする場合は、マンションの実績はもちろん、水回り交換などご自身が希望するリフォームの実績があるかも把握しましょう。

中古マンションでやるべき最低限のリフォームの流れ

中古マンションでやるべき最低限のリフォームの流れは、以下のとおりです。

1. 予算を決める
2. 施工業者・中古マンション探しを同時進行で進める
3. 施工業者に候補の中古マンションで希望のリフォームができるか相談する
4. 住宅ローンの事前審査に申し込む
5. 中古マンションの購入申し込みをする
6. 売買契約や工事の請負契約を結ぶ
7. 住宅ローン本審査に申し込む
8. 中古マンションの引き渡し
9. リフォーム工事が着工する

中古マンションを決めてから施工業者を選ぶと、「管理規約の制限によって希望のリフォームができない」と後悔を感じる場合もあるので、物件探しと同時か前の段階で施工業者を決めましょう。

 

埼玉県で中古マンションのリフォームを検討中の方は、ナジャムのリフォームにお問い合わせください。

中古マンションでやるべき最低限のリフォームに関するQ＆A

最後に、中古マンションでやるべき最低限のリフォームに関するよくある質問を、埼玉県で多くのリフォームを手掛けてきた工務店『ナジャムのリフォーム』が解説します。

中古マンションにリフォームしないで住むとどうなる？

中古マンションの劣化状況によっても異なりますが、リフォームしないで住むと以下のようなストレス・トラブルが発生する可能性があります。

• 配線や配管に不具合が見つかり、修繕費用がかさんだ
• 数年後に水回りの交換が必要になった
• 壁紙や床材の劣化が進行して見た目が悪くなった
• 間取りがライフスタイルに合わず、住みにくい

上記のストレス・トラブルを回避するためにも、入居前のリフォームを検討しましょう。

中古マンションのリフォームに補助金は使える？

中古マンションのリフォームに以下の工事を取り入れると、補助金を使える可能性があります。

• 断熱性の向上
• 高効率給湯機の導入
• 子育て対応
• バリアフリー

補助金は制度や年度によっても要件が異なるので、リフォームを検討し始めた段階で、どのような補助金を利用できるかチェックしましょう。

 

マンションの給湯器をエコジョーズに交換できるかを、こちらの記事で解説しています。

【参考コラム】マンションの給湯器をエコジョーズに交換できるか｜交換できないケースやメリット・デメリットも紹介

中古マンションは入居前にリフォームしたほうがいい？

住まいの安全性・快適性・デザイン性を高めるためにも、中古マンションは入居前にリフォームしたほうがいいといえます。

また、床材や壁紙の全面張り替えなど、住みながら実施するのが難しいリフォームもあるため、入居前に検討しましょう。

 

埼玉県で中古マンションのリフォームを検討中の方は、ナジャムのリフォームにお問い合わせください。

まとめ

中古マンションでやるべき最低限のリフォーム5選として、「破損・故障している箇所」「断熱性を高めるリフォーム」などをご紹介しました。

リフォームせずに中古マンションに入居すると、劣化が進行して修繕費用がかさむおそれもあるので、入居前のリフォームを検討しましょう。

今回ご紹介した内容を、中古マンションでリフォームを検討する際の参考にしていただけると幸いです。