断熱材が入ってないマンションの調べ方|断熱リフォームの方法、注意点など解説
「断熱材が入っていないマンションの調べ方を知りたい」とお悩みの方へ。
マンションを購入してから「夏は暑くて冬は寒い」と後悔しないためにも事前に「購入予定のマンションに断熱材が入っているか」を確認したいですよね。
また、万が一、「マンションに断熱材が入っていなかった」場合でも、断熱リフォームにより年間を通して過ごしやすい住戸にできる可能性もあります。
今回は、埼玉で多くのリフォームを手掛けてきた工務店『ナジャムのリフォーム』が、マンションに断熱材が入っているかどうかの調べ方、断熱リフォームの方法などをくわしく紹介します。
「夏は涼しく、冬は暖かい」マンションライフを実現する方法がわかります。ぜひ最後までごらんください!
断熱材が入っていないマンションの調べ方
マンションに断熱材が入っているかを確認する方法は、以下のとおりです。
- 築年数から予測する
- 図面で確認する
- 目視で確認する
「マンションを購入予定の方」「現状の住戸が夏は暑く、冬は寒いなどのお悩みを抱えている方」は、断熱材が入っているかをチェックしましょう。
築年数から予測する
一般的に築年数が20~30年以上のマンションは、断熱材が入っていない可能性があります。
2000年4月から「住戸性能表示制度」が始まり、断熱材を入れるマンションが増えた背景があるため、特に、2001年以前に竣工されたマンションに関しては断熱材の有無を確認しましょう。
図面から確認する
一口に図面と言ってもさまざまな種類がありますが、「矩形図」もしくは「仕上げ表」があれば、断熱材の詳細を確認できる可能性があります。
図面の見方がわからない場合は、リフォーム会社等の専門家の意見を聞くことをおすすめします。
住戸性能評価書を確認する
「住戸性能評価書」とは新築・中古住戸の性能を専門家が評価した証明書類のことで、「断熱性能等級」という項目に建物の断熱性の評価(等級1~7)が記載されています。
購入するマンションが「断熱性能等級4以上」の場合は、断熱材が入っている可能性が高いです。
目視で確認する
購入する住戸が最上階の場合には、以下の方法で断熱材の有無を確認できる可能性があります。
- 天井の点検口を開ける
- エアコンのスリーブキャップを外す
- コンセントのカバーを外す
ただし、一般の方が確認作業をするのは危険ですし、断熱材の有無がわからないこともあるため、専門業者に依頼することをおすすめします。
ホームインスペクションを依頼する
ホームインペクションとは、住宅診断士の資格を持っている専門家が第三者的な立場から住宅の劣化状況・改修すべき箇所などのアドバイスを行うことです。
断熱性について具体的な数値を出すことはできませんが、おおよその性能を推測できます。
埼玉県で洗面台のリフォームをご検討中の方は、『ナジャムのリフォーム』にお問い合わせください。
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断熱材が入っていないマンションのデメリット
一般的にマンションは、鉄筋コンクリート(RC)造が多いため、断熱材が入っていないことで以下のようなデメリットが発生する可能性があります。
- 夏は暑くて冬は寒い
- 結露が生じるリスクが高い
夏は暑くて冬は寒い
断熱材が入ってないマンションでは、「暖房を入れても温度が上がりづらい」「夏場、夜になっても室温が下がらない」などの不都合が生じることがあります。
コンクリートは熱伝導率が高く熱を伝えやすい特性があり、外気の影響を受けやすい傾向があるためです。
結露が生じるリスクが高い
断熱材が入っていないと、特に窓の部分が屋外・室内の温度差の影響を受けて結露が発生しやすい環境になります。
結露を放置すると以下のようなリスクがあるため、注意しましょう。
- カビ・ダニの発生による健康被害
- 建物の構造上の強度の低下
マンションの断熱リフォーム方法
マンションに断熱材が入っていない場合、「内断熱」であれば、あとからでも断熱材を入れることは可能です。
また、断熱材を入れる方法以外にも「窓」「玄関ドア」などマンションの断熱性を高めるリフォーム方法を紹介します。
壁・床に断熱材を施工する
マンションの壁や床に断熱材を入れる方法は、「乾式断熱」と「湿式断熱」があります。
乾式断熱
乾式断熱とは、木材でつくった下地にボード状の断熱板を施工する方法です。
比較的簡単に施工できるので工期を短縮できますが、構造が複雑な建物には採用しにくいことがデメリットです。
湿式断熱
湿式断熱は、下地の間に発泡ウレタンなどの泡状の断熱材を吹き付ける方法です。
すき間なく断熱材を施工できる一方で、乾式断熱よりも費用が高額になる傾向があります。
窓の断熱リフォームを実施する
窓の断熱リフォームを行うことで、マンション全体の断熱性が高まります。
窓の断熱リフォームには、以下のような方法があります。
- 「複層ガラス」「トリプルガラス」など断熱性の高い窓に入れ替える
- 樹脂製サッシに交換する
- 内窓を設ける
ただし、一般的にマンションの窓は共用部分となるため、自由にリフォームできないことがあります。
事前に管理組合・管理会社にリフォーム方法について相談しましょう。
玄関ドアの断熱リフォーム
マンションの玄関ドアの断熱リフォームの方法は、以下のようなものがあります。
- 断熱性の高いドアに交換する
- 断熱シートを貼る
- パッキンを交換する
ただし、マンションの玄関ドアも窓と同様に共用部分とされているのが一般的で、事前に管理組合・管理会社への相談が必要です。
マンションの断熱リフォームについて、以下の記事で確認できます。
【関連コラム】マンションリフォームで最強の西日対策|簡単なベランダなどへの外付け対策・室内の対策も紹介
埼玉県で洗面台のリフォームをご検討中の方は、『ナジャムのリフォーム』にお問い合わせください。
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マンションで断熱リフォームをする際の注意点
断熱材の入ってないマンションで断熱リフォームをする際には、以下のような注意点があります。
- 住戸の位置により外気の影響を受けやすい場所が異なる
- 補助金を利用できる場合がある
- 管理規約により工事内容が制限されることがある
住戸の位置により外気の影響を受けやすい場所が異なる
マンションは、住戸の位置により外気の影響を受けやすい場所が異なります。
以下のように、住戸の位置により効果的な施工場所が変わりますので注意しましょう。
(例)
- 最上階:天井に断熱材を入れる
- 1階:床に断熱材を入れる
補助金を利用できる場合がある
マンションの断熱リフォームは、一定の要件を満たすことで以下のような補助金を利用できる可能性があります。
- 長期優良住宅化リフォーム推進事業
- 既存住宅における断熱リフォーム支援事業
- 子育てエコホーム支援事業
- 先進的窓リノベ2024事業
補助金制度は国の予算・政策によって毎年実施内容が変わりますので、実際にリフォームする際に最新情報を確認しましょう。
管理規約により工事内容が制限されることがある
マンションの管理規約により、断熱リフォームの工事内容が制限されることがあります。
特に、窓・玄関ドアなどは一般的に共用部分であるため、個人で勝手にリフォームできないこともあります。
また、「リフォーム申請」「近隣への挨拶」などが必要なマンションもありますので、事前に管理組合・管理会社に確認しましょう。
以下の記事では、マンションのリフォームについて確認できます。
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まとめ
今回は、断熱材の入ってないマンションの調べ方、断熱リフォームの方法を紹介しました。
一般的に、築年数が20~30年以上のマンションには断熱材は入ってないことがあり、場合によっては「夏は暑くて、冬は寒い」「結露が生じる」などの不都合が生じることがあるため注意しましょう。
中古マンションを購入の際は、断熱材が入っているかチェックすることが重要ですが、断熱材が入ってないマンションにあとから断熱材を入れるリフォームも可能です。
今回紹介した情報が、断熱材が入ってないマンションでお悩みの方の参考になれば幸いです。