エコジョーズと普通の給湯器の違い|月々のガス代、本体価格などを比較

エコジョーズと普通の給湯器の違い|埼玉|ナジャムリフォーム

そろそろ、給湯器を交換したい。エコジョーズと普通の給湯器の違いは何か」とお悩みの方へ。

「エコジョーズ」「普通の給湯器」どちらもガスを燃焼させてお湯を作り出す給湯器ですが、「仕組み」「月々のガス代」「本体価格」などさまざまな違いがあります。

それぞれのメリット・デメリットを比較して、ご家族のライフスタイルに最適な給湯器を選びましょう。

今回は、埼玉で多くのリフォームを手掛けてきた工務店『ナジャムのリフォーム』が、エコジョーズと普通の給湯器の違いをくわしく紹介します。

「普通の給湯器」「エコジョーズ」どちらを選ぶべきかを判断できるようになるので、ぜひ最後までごらんください!

エコジョーズと普通の給湯器の違い

エコジョーズと普通の給湯器の違い|埼玉|ナジャムリフォーム

エコジョーズと普通の給湯器の主な違いは、以下のとおりです。

  • 仕組みの違い
  • 月々のガス代の違い
  • 本体価格の違い
  • 寿命の違い
  • 補助金を使えるかどうかの違い

それぞれ、具体的な違いをわかりやすく解説します。

仕組みの違い

エコジョーズと普通の給湯器は、お湯を作り出す際に燃焼させるガスの利用方法が違います

  • 普通の給湯器:お湯を沸かす際に発生する排ガスをそのまま排気
  • エコジョーズ:排ガスも再利用してお湯を作り出す

エコジョーズには排ガスも再利用する仕組みが備わっているため、普通の給湯器と比較して省エネ効果が高く、環境負荷を軽減できます。

月々のガス代の違い

エコジョーズは普通の給湯器と比べて燃焼させたガスを無駄なく利用するため、月々のガス代を10%以上削減できます

〈参考〉一般社団法人日本ガス協会「ガスの利用」>エコジョーズの概要

ガス使用量・地域などによってガス代削減効果は異なりますが、特にLPガスは高い熱量でガスを供給するため、都市ガスを利用している場合よりもガス代削減効果を実感できる可能性があります。

本体価格の違い

普通の給湯器とエコジョーズの本体価格の違いは、以下のとおりです。

種類 本体価格の相場
普通の給湯器 10~25万円
エコジョーズ 16~35万円

 

普通の給湯器からエコジョーズに交換する場合には、「ドレン排水の工事費用」も発生することを念頭に置いておいていただけると幸いです。

寿命の違い

「エコジョーズ」「普通の給湯器」どちらも、一般的な寿命は10年程度です

※ガス給湯器の寿命は、使用頻度・メンテナンス・環境などに左右されます。

エコジョーズの方が本体価格が高額ですが、使用開始から寿命までの全体の費用(本体価格+ガス代)を考慮すると、普通の給湯器よりもお得に利用できるのが一般的です。

 

以下の記事で、マンションの給湯器の寿命を確認できます。

【参考コラム】マンション給湯器の寿命は何年?交換のタイミング・費用・選び方・注意点を解説

補助金を使えるかどうかの違い

エコジョーズは普通の給湯器よりも省エネ性が高いものの、普通の給湯器よりも本体価格が高額ですよね

そこで国・自治体は、エコジョーズのような省エネ性の高い給湯器を導入する方の費用負担を軽減するために、補助金制度を実施しています

一方で、「普通の給湯器→普通の給湯器」という交換内容では、利用できる補助金がありません。

補助金の実施状況や制度内容は国・自治体の政策と予算に応じて変動するため、普通の給湯器からエコジョーズに交換する際には、使える補助金があるかどうかを確認しましょう。

 

ナジャムのリフォーム』は、各種補助金の申請が可能な工務店です。

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ナジャムのリフォームでは、現場の調査からお見積書提出まで無料で行っています。しつこい営業などは一切ありませんので、お気軽にお問い合わせください。

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エコジョーズのデメリット

エコジョーズと普通の給湯器の違い|エコジョーズのデメリット|埼玉|ナジャムリフォーム

省エネ効果の高いエコジョーズですが、メリットだけでなくデメリットもあることに注意しましょう。

ここでは、エコジョーズのデメリットを紹介します。

設置場所に制限・条件がある

以下のような理由により、エコジョーズは普通の給湯器と比べ設置場所等に制限があることに注意しましょう。

  • エコジョーズは普通の給湯器よりも本体サイズが大きい
  • 排水工事が必要

エコジョーズのドレン排水を垂れ流しにすると、周囲にコケ・カビが生える要因になるので適切な排水処理が必要です。

特に、マンションやアパートのような集合住宅においては、工事が難しい場合やドレン排水切り替えユニットのような専用の機械が必要になることもあります。

排気による錆びの発生

エコジョーズの排気は酸性であるため、周囲のスチール製、アルミ製の金属に錆びが発生することがあります。

近隣の環境もチェックして、設置場所を決めましょう。

初期費用が高い

普通の給湯器と比べ、エコジョーズは初期費用が高い傾向があり、導入をためらう原因になっています。

しかし、以下のような理由から長期的に考えれば普通の給湯器よりも経済的なメリットを得られる傾向があります。

  • 省エネ効果(ランニングコスト削減)
  • 補助金制度を利用できれば初期費用を抑えられる

中和器の交換が必要

エコジョーズはドレン排水を中和する中和器がついています。

中和器が壊れた場合には、中和器の交換が必要となり、1~4万円程度の費用が発生します。

思ったよりもランニングコストが削減できないことがある

エコジョーズを導入した場合、ガスの使用量が多いほどコスト削減できます。

したがって、ご家族の多い世帯はコストメリットが大きくなる一方、ガス使用量の少ない一人暮らしの方はメリットを感じられないこともあります。

 

埼玉県でエコジョーズの導入を検討中の方は、『ナジャムのリフォーム』にお問い合わせください。

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エコジョーズとその他の省エネ給湯器の違い|エコキュート、エコワンなど

エコジョーズと普通の給湯器の違い|その他の省エネ給湯器の違い(エコキュート、エコワンなど)|埼玉|ナジャムリフォーム

普通の給湯器から省エネ給湯器にリフォームをする際には、エコジョーズ以外の選択肢もあります。

ここでは、エコジョーズとその他の省エネ給湯器の「仕組み」「費用」などの違いを紹介します。

エコジョーズとエコキュートの違い

エコキュートは電気を熱源とする給湯器です。

「自然冷媒ヒートポンプ給湯器」とも呼ばれていて、エコキュートに内蔵されている「ヒートポンプ」という機器により、大気中の熱を利用してお湯を作り出します。

エコジョーズとエコキュートの違いは、以下のとおりです。

項目 エコジョーズ エコキュート
仕組み 排熱を利用 空気熱を利用
熱源 ガス 電気
貯湯タンク 不要 必要
初期費用 16~35万円 30~70万円
光熱費

 

エコキュートの方が初期費用が高額ですが、基本的に「深夜に電気料金が安いプランを利用し、深夜にお湯を作り出して貯めておく」という使い方をする給湯器のため、光熱費の削減効果が高い点が魅力です。

ただし、エコキュートは「お湯切れの心配がある」「ヒートポンプ機器・貯湯器という2台の機器を設置するスペースが必要」といったデメリットがあることも、念頭に置いておきましょう。

 

以下の記事で、ガス・石油・エコキュート・電気温水器の違いも確認できます。

【参考コラム】給湯器を室内型にするメリット・デメリット|費用、ガス・石油給湯器 ・ エコキュート の比較も紹介

エコジョーズとエコワンの違い

エコワンとは、電気・ガス両方を熱源とするハイブリット給湯器のことです。

エコキュートのように電気料金の安い深夜にお湯を作り出して貯めておき、お湯が足りなくなったらガス運転に自動的に切り替えてお湯を作り出してくれます。

エコジョーズとエコワンの違いは、以下のとおりです。

項目 エコジョーズ エコワン
仕組み 排熱を利用 ・電気運転時:空気熱を利用
・ガス運転時:排熱を利用
燃料 ガス 電気+ガス
貯湯タンク 不要 必要
初期費用 16~35万円 40~80万円
光熱費

 

エコワンの初期費用はエコジョーズ・エコキュートと比べて高額なので、十分な予算がありガス給湯器と電気給湯器のいいところどりをしたい方におすすめです。

 

以下の記事では、エコワンで後悔しない方法を確認できます。

【参考コラム】エコワンで後悔しない方法|太陽光なしでは光熱費が高いのか、エコジョーズ・エコキュートとの比較など解説

エコジョーズとエネファームの違い

エネファームとはガスを使って発電する家庭用燃料電池のことで、発電時に発生する排熱を使ってお湯を作り出します。

エコジョーズとエネファームの概要は以下のとおりで、自宅で発電ができる「創エネ設備」であることが、エコジョーズやエコキュートとの大きな違いです

項目 エコジョーズ エネファーム
仕組み 排熱を利用 ・ガスで発電
・排熱を利用
燃料 ガス ガス
貯湯タンク 不要 必要
初期費用 16~35万円 130~280万円
光熱費

 

エネファームは発電時にガス代が発生しますが、発電した電力を無駄なく使えるので総合的な光熱費を削減できます。

ただし、以下のようなデメリットもあることに注意しましょう。

  • 広めの設置スペースが必要
  • 導入費用が高額
  • ガスが値上がりすると光熱費が高くなる

 

埼玉県で省エネ給湯器の導入を検討中の方は、『ナジャムのリフォーム』にお問い合わせください。

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ナジャムのリフォームでは、現場の調査からお見積書提出まで無料で行っています。しつこい営業などは一切ありませんので、お気軽にお問い合わせください。

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まとめ

今回は、エコジョーズと普通の給湯器の違いについて解説しました。

省エネ給湯器であるエコジョーズは、普通の給湯器に比べて初期費用が高額ですが、光熱費を削減できるのが一般的です。

ガス使用量が多いほどコストメリットを得られますが、一人暮らしなどでガス使用量が少ない場合には、メリットを感じられない可能性がある点に注意しましょう。

エコジョーズ以外にもエコキュート・エコワンなどの省エネ給湯器があり、それぞれ特徴がありますので、ご自身のライフスタイルに合った給湯器を選定することが大切です。

今回紹介した情報が、給湯器の交換を検討中の方の参考になれば幸いです。