エコワンで後悔しない方法｜太陽光なしでは光熱費が高いのか、エコジョーズ・エコキュートとの比較など解説

「エコワン」とはリンナイ製のハイブリット給湯器で、省エネ性能が高く、環境に配慮している製品です。

しかし、設置や使用に関する十分な知識がないと、後悔する可能性があります。

そこで今回のコラムでは、埼玉県で多くのリフォームを手掛けてきた工務店『ナジャムのリフォーム』が、「エコワンの特徴」「エコジョーズ」「エコキュートとの比較」「光熱費・初期費用」などを詳しく解説します。

エコワンの導入を検討している場合、失敗しないためのポイントをしっかりと押さえて、ご自身にぴったりの給湯器をみつけましょう。

エコワンはハイブリット給湯器｜ハイブリット給湯器を選んで後悔しない方法

エコワンはリンナイ製のハイブリッド給湯器で、従来の給湯システムとは異なる新しいタイプの製品です。

ハイブリッド給湯器は2010年から販売されており、高い省エネ性を備えた給湯器として注目を集めています。

しかし、「ハイブリッド給湯器ってどんなものなの？」という疑問をお持ちの方も多いかと思います。

そこではじめに、「ハイブリッド給湯器の特徴」や、「ハイブリット給湯器の後悔しないための選び方」について詳しく解説します。

ハイブリット給湯器とは｜エコジョーズ・エコキュートとの違い・共通点

エコワンとは、リンナイ製のハイブリッド給湯器です。

ハイブリッド給湯器の特徴は以下のとおりです。

• 熱源：ガスと電気のハイブリッド
• 省エネ性: 高効率でエネルギー消費を抑える
• 使い勝手: お湯切れの心配がなく快適

また、給湯器には以下のようにいくつかの種類があり、それぞれにメリット・デメリットがあります。

• エコジョーズ：ガスでお湯を沸かす給湯器
• エコキュート：電気でお湯を沸かす給湯器
• エネファーム：水素と酸素で発電し、お湯を沸かす給湯器
• 石油給湯器：石油でお湯を沸かす給湯器

各ご家庭の世帯構成やライフスタイルによって、最適な給湯器は異なります。

次に、ハイブリッド給湯器のメリットとデメリットについて詳しく見ていきましょう。

ハイブリット給湯器のメリット｜エコジョーズ・キュートとの違い

ハイブリッド給湯器のメリットは以下のとおりです。

• 光熱費の削減：従来型よりも光熱費を抑えられる可能性が高い
• お湯切れの心配がない：タンクのお湯がなくなってもガスを使用してお湯を沸かせる
• 停電時も給湯可能：電気とガスのどちらか一方が使えなくてもお湯を沸かせる
• 環境に優しい：二酸化炭素の排出量が従来のガス給湯器の約半分

【ハイブリット給湯器とエコジョーズの違い】

ハイブリッド給湯器は、エコジョーズよりも優れた省エネ性能を持つため、ガス代を節約できます。

また、エコジョーズは給湯器がコンパクトなため、マンションなどの狭いベランダでも容易に設置できます。

【ハイブリット給湯器とエコキュートの違い】

ハイブリッド給湯器の「電気でお湯を沸かす機能」については、基本的にエコキュートと同じです。

しかし、エコワンにはガスでお湯を沸かす機能もあるため、お湯切れを起こしません。

 

上記のメリットから、ハイブリッド給湯器は以下のようなご家庭に特におすすめです。

• 省エネを重視するご家庭
• 環境への配慮を重視するご家庭
• お湯切れの心配を避けたいご家庭

ハイブリット給湯器のデメリット｜エコジョーズ・キュートとの違い

ハイブリッド給湯器のデメリットは以下のとおりです。

• 設置場所が限定される：一戸建てなら基本的に問題ありませんが、マンションやアパートでは設置場所が限られることがあります。
• 光熱費が上がる可能性がある：床暖房を使用しないご家庭や暖かい地域では、光熱費が上がる可能性があります。
• 設置費用が高額：ハイブリッド給湯器は比較的新しいタイプの製品であり、設置費用が高額です。

【ハイブリッド給湯器とエコジョーズの違い】

ハイブリッド給湯器は、エコジョーズに比べて初期費用が高くなります。

【ハイブリッド給湯器とエコキュートの違い】

エコキュートはランニングコストが最も低い給湯器です。

一方、ハイブリッド給湯器はガスも使うため、ランニングコストがエコキュートより高くなります。

 

上記のデメリットから、ハイブリッド給湯器は以下のようなご家庭には向いていない可能性があります。

• 初期費用を抑えたいご家庭
• 設置スペースが限られているご家庭
• 暖かい地域に住んでいるご家庭

 

また、以下の記事ではガスや石油給湯器、エコキュートの比較をしておりますので、あわせてごらんください。

【参考コラム】給湯器を室内型にするメリット・デメリット｜費用、ガス・石油給湯器 ・ エコキュート の比較も紹介

 

埼玉県で給湯器選びにお悩みの方は、ぜひ『ナジャムのリフォーム』にお問い合わせください。

 

ハイブリット給湯器エコワン（リンナイ）・ユコア（ノーリツ）の違い

現在発売されている家庭用ハイブリッド給湯器は、リンナイ製の「エコワン」とノーリツ製の「ユコア」です。

※2024年現在

どちらの製品も省エネ性能が高く、高機能です。

しかし、エコワンにはほかの製品にはない特徴があります。以下に、エコワンの特徴をご紹介します。

• 寒冷地仕様モデルあり
• リモコンのデザインを選べる
• ミストサウナ対応
• マイクロバブルバスユニット対応
• スマートスピーカー連携
• 施工業者によってはリンナイのガス衣類乾燥気「乾太くん」とセットで購入することでお得な価格提示をしているケースがある

 

埼玉県で給湯器選びに迷っている方は、ぜひ『ナジャムのリフォーム』にご相談ください。

 

エコワンは太陽光なしでは光熱費が高いのか｜エコジョーズ・エコキュートと比較

次に、エコワンがご家庭に最適な選択肢かどうかを判断するために、「エコワンの光熱費・初期費用」をエコジョーズおよびエコキュートと比較してご紹介します。

※これからご紹介する光熱費等の費用は状況により変動するため、詳細につきましては施工を依頼する業者にお問い合わせ下さい。

エコワン・エコジョーズ・エコキュートの光熱費比較

エコワンの年間光熱費を、エコジョーズとエコキュートとで比較してみましょう。

太陽光	あり	なし
エコワン	約12.6万円	約20.3万円
エコジョーズ	約13.6万円	約22万円
エコキュート	約3.9万円	約5万円

参考：リンナイ公式サイト - ECO ONE(エコワン) 光熱費シミュレーション

エコワン・エコジョーズ・エコキュートの初期費用比較

次に、各給湯器の初期費用を比較します。

項目	金額
エコワン	約85万円
エコジョーズ	約48万円
エコキュート	約30〜70万円

参考：リンナイ公式サイト - ECO ONE(エコワン) 光熱費シミュレーション

現在、エコキュートをご使用で、住宅内にガス配管引き込みをしていない場合、上記に加えてガス配管の引き込み工事費用 約10〜20万円が必要です。

エコワンは初期費用が高額であるため、寿命までの光熱費を考慮しながら、エコワン・エコジョーズ・エコキュートのどれが最適かを検討することが重要です。

次に各給湯器の寿命も紹介するので、参考にしてください。

エコワン・エコジョーズ・エコキュートの寿命を比較

エコワン・エコジョーズ・エコキュートの寿命は以下のとおりです。

• エコワン：10年程度
• エコジョーズ：10年程度
• エコキュート：10〜15年程度

給湯器の寿命は使用状況やメンテナンスの頻度によって変動します。

そのため、どの給湯器を選ぶ場合でも、定期的な点検とメンテナンスを行いながら使用することが大切です。

どの給湯器が効率的に使える世帯構成・ライフスタイルなのかを検討してから、購入・設置〜交換までのトータルコストを計算することをおすすめします。

 

また、以下の記事ではマンション給湯器の寿命について詳しく解説しておりますので、あわせてごらんください。

【参考コラム】マンション給湯器の寿命は何年？交換のタイミング・費用・選び方・注意点を解説

 

埼玉県で最適な給湯器を選ぶためにも、ぜひ『ナジャムのリフォーム』にご相談ください。

 

まとめ

エコワンは、優れた省エネ性能と多機能性を兼ね備えたハイブリッド給湯器ですが、設置や使用に際しては注意が必要です。

エコジョーズやエコキュートと比べた際の初期費用やランニングコスト、寿命を考慮し、長期的な視点で選びましょう。

この記事を参考に、エコワンの導入で失敗しない選択をしていただければ幸いです。

 

また、給湯器選びは、快適な暮らしに直結する重要なポイントですが、お風呂のリフォームも同様に生活の質を向上させる大切な要素です。

狭い浴室や浴槽を広く、快適にする方法についてご興味をお持ち方は、以下のコラムをごらんください。

【参考コラム】お風呂のリフォームで狭い浴室・浴槽を広げる方法・費用｜サイズ変更せずに広く見せる＆快適にする工夫も紹介