シロアリが家の中に一匹いたらどうなるのか|主な被害、駆除費用、やっていはいけない駆除方法など解説
シロアリは一匹でも家の中で見つけた場合、その周辺に多くのシロアリが潜んでいる可能性が高いことをご存知でしょうか。
家の中で一匹でもシロアリを見つけたら、すぐに適切な対策をとることが重要です。
そこで今回のコラムでは、埼玉県で多くのリフォームを手掛けてきた工務店『ナジャムのリフォーム』が、シロアリを家に侵入させない方法や、シロアリの駆除費用などを詳しく解説していきます。
シロアリ被害を放置すると家の耐震性を低下させる可能性があるため、ご自身やご家族の安全を守るためにも、早めの駆除・防除が大切です。
目次
シロアリが家の中に一匹いたらどうなるのか|主な被害、被害の確認方法
シロアリが家の中に一匹でも侵入すると、建物に深刻な被害をもたらす可能性があります。
シロアリの主な被害|シロアリの被害をうけると建物はどうなるのか
シロアリ被害を放置すると、建物の耐震性が低下し、倒壊する恐れがあります。
シロアリは木材を主食としており、壁や床、柱など建物の構造部に被害を与えることが多いためです。
シロアリ被害の確認方法
安心・快適な暮らしを守るためにも、シロアリの被害を早期に発見することが重要です。
被害を見逃さないためには、以下のポイントに注意しましょう。
木材の表面を確認する
壁や床、柱などの木材部分に、シロアリが食べた跡や通り道がないか確認しましょう。
木くずや小さな穴が見られる場合は注意が必要です。
もしフローリングや畳にシロアリ被害の痕跡が見られる場合は、リフォームすることで対応できる場合があります
以下の記事でフローリングリフォームや、畳からフローリングへのリフォームについて詳しく解説しておりますので、あわせてごらんください。
【参考コラム】フローリングリフォームの費用相場と後悔しないためのポイント3つ|埼玉県川口市のリフォーム専門店ナジャム
【参考コラム】畳からフローリングへの後悔しないリフォーム方法|費用、フローリングにするメリット・デメリットなど解説
湿気の高い場所を確認する
シロアリは湿気の多い環境を好みます。
浴室やキッチン周辺、水回りの木材部分に異変がないか確認しましょう。
外にある木材を確認する
家の周囲に段ボールや植木、木材がある場合は、シロアリの被害を受けていないか確認しましょう。
もし、シロアリ被害を受けている場合、シロアリが集まっている可能性が高く、屋内に侵入してくるケースがあります。
シロアリの駆除費用|家の中に一匹でもいたら業者に駆除を依頼するべきか
シロアリ被害を放置すると家の耐震性が低下し、修繕や補強工事の費用も必要になる可能性があるため、迅速に業者に依頼することが重要です。
シロアリの駆除費用は、早めに対処すれば比較的安く済む場合もありますが、放置すると費用が高額になることも少なくありません。
シロアリの駆除を業者に依頼する際は、費用を抑えることは重要です。しかし、依頼しようか迷っている間に被害が拡大すると、さらに駆除費用がかかります。
埼玉県でシロアリ被害に関するご相談や対策をお考えの方は、ぜひ『ナジャムのリフォーム』にお問い合わせください。
【埼玉県でリフォームを検討中の方へ】
ナジャムのリフォームでは、現場の調査からお見積書提出まで無料で行っています。しつこい営業などは一切ありませんので、お気軽にお問い合わせください。
シロアリの駆除費用
シロアリの駆除費用の相場は、1,000〜3,000円/㎡(4,000〜10,000円/坪)程度が一般的です。
例えば、30坪程度の建物の場合は、最低でも10万円程度の予算を想定しておきましょう。ただし、工事内容や被害の規模によっては、30万円以上になるケースもあります。
※シロアリの駆除費用は、建物の状態や被害状況、そして業者によっても異なります。詳しくは依頼する業者にご確認ください。
シロアリが家の中に一匹でもいたら業者に駆除を依頼するべき理由
家の中で一匹でもシロアリを発見したら、すぐに業者に駆除を依頼するべきです。
なぜなら、一匹でもシロアリが見つかった場合、その周辺には多くのシロアリが潜んでいる可能性が非常に高いためです。
シロアリは集団で行動をする昆虫であり、一匹見つかった時点で、コロニー(巣)が近くに存在しているケースがよくあります。
前述したように、シロアリは木材を主なエサとしており、数匹や数十匹のシロアリでも建物に大きなダメージを与えられます。
特に木造住宅では、シロアリ被害によって耐震性が低下し、建物の安全性が脅かされるため、一匹でも見つけたらすぐに業者に依頼することがおすすめです。
今年はシロアリ被害の相談が多く、ナジャムのリフォームも先日シロアリ駆除のご依頼を頂きました。
【参考コラム】ナジャムのリフォーム『シロアリ駆除-埼玉県川口市』
シロアリは自分で駆除できるのか|やってはいけない駆除方法
結論からいうと、ご自身でシロアリを駆除する前に、まずは業者に相談することをおすすめします。
また、シロアリを自分で駆除する際には、注意するべきポイントもあります。
シロアリは自分で駆除できるのか
シロアリを自分で駆除することも可能ですが、おすすめはできません。
なぜなら、シロアリの種類や巣の規模にあわせた最適な対策をとるには、専門の知識と技術が求められるためです。
また、次項で解説するように、シロアリを自分で駆除する際にはやってはいけないこともあります。
したがって、シロアリは自分で駆除するよりも、業者への依頼を検討することがおすすめです。
シロアリを自分で駆除する際にやってはいけないこと
シロアリを見つけた場合、まずは殺虫剤を使って駆除しようと考えるかもしれません。
しかし、殺虫剤の乱用は逆効果になる可能性があります。
殺虫剤を噴射することで、シロアリが逃げて別の場所に移動し、被害が広がる恐れがあるためです。
埼玉県でシロアリ被害にお悩みの方は、『ナジャムのリフォーム』へお気軽にご相談ください。
【埼玉県でリフォームを検討中の方へ】
ナジャムのリフォームでは、現場の調査からお見積書提出まで無料で行っています。しつこい営業などは一切ありませんので、お気軽にお問い合わせください。
シロアリを家に一匹も侵入させない方法
ここでは、シロアリを家に侵入させない方法をご紹介します。
シロアリの活動時期に合わせてシロアリ防除を実施|本格的な防除方法・自分でできる防除方法
シロアリは1年中活動していますが、主に4〜8月にかけては結婚飛行をする時期となるため、この活動時期に合わせて駆除や予防を行うことが重要です。
その際に検討するべき本格的なシロアリ防除方法としては、バリア工法が挙げられます。バリア工法はシロアリが発生している場所に薬剤を撒いて駆除する方法です。
一方、この時期に検討するべき、ご自身でできるシロアリ防除方法はベイト工法が挙げられます。ベイト工法は、シロアリが好む毒餌を利用して巣ごと駆除する方法です。
これらの対策を組み合わせることで、シロアリの被害を最小限に抑えることができます。
シロアリのエサを屋外に放置しない
シロアリは木材を主なエサとしており、家の周囲に木材や段ボールなどを放置すると、シロアリをおびき寄せてしまいます。
したがって、シロアリのエサとなるものを屋外に放置しないようにしましょう。
家の明かりを外に漏らさない
家の明かりを外に盛らさないようにすることが重要です。
羽アリは光に集まる習性をもつため、夜間には明かりに集まった羽アリの一部が、網戸などのすき間を通じて室内に侵入することがあります。
したがって、カーテンを閉めて光が外部に漏れないようにすることや、外灯の明かりを消すといった対策が重要です。
床下換気をする
シロアリは湿気が多く、暗い環境を好みます。
そのため、湿度の高い床下空間はシロアリが繁殖しやすい環境となります。
しかし床下換気により、床下空間の空気を外気と入れ替えて湿度を下げることで、シロアリの侵入を防ぐ効果を期待できます。
シロアリの侵入経路をふさぐ
シロアリの侵入経路を塞ぐことも重要です。
シロアリは以下のような経路を辿って家に侵入するため、可能な限り塞ぐようにしましょう。
- 基礎にできたひび割れ
- 亀裂のあるコンクリート壁
- 配管の隙間
基礎やコンクリート壁のひび割れは、小さい段階で発見し、早急に補修することでシロアリの侵入を防ぐ効果を期待できます。
埼玉県でシロアリ被害にお困りなら、『ナジャムのリフォーム』がお手伝いいたします。
【埼玉県でリフォームを検討中の方へ】
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家の中に一匹いる虫はシロアリなのか|シロアリに似ている虫・シロアリとの見分け方
以下にシロアリと黒アリ(一般的なアリ)の見分け方を表にまとめました。
チェックポイント | アリ(黒アリ) | シロアリ |
---|---|---|
触角 | 「く」の字状 | 真珠のネックレスのように数珠状 |
腰 | 細くくびれている | くびれはなく寸胴 |
翅の模様(翅脈) | 太く少ない | 細かく多い |
翅の形 | 頭に近いほうの翅が長く、お尻に近い翅は短い | 4枚ともほぼ同じ大きさ・同じ形 |
発生時期 | 主に5月から11月にかけて発生する(気候状況によってずれる可能性あり)。 | 主に4月~8月にかけて発生する(気候状況によってずれる可能性あり)。 |
触角、翅(はね)、腰の形状や翅の模様などを比較することで、アリとシロアリを見分けるポイントが理解しやすくなります。
まとめ
シロアリ被害は建物の安全を脅かす重要な問題です。
家の中で一匹でもシロアリを見つけたら、早めに業者に相談しましょう。
また、シロアリの活動時期に合わせた予防策を実施することも重要です。
家の中での安心・快適な暮らしを守るために、正しい知識を把握し、迅速に対処することが大切です。