給湯器を室内型にするメリット・デメリット|費用、ガス・石油給湯器 ・ エコキュート の比較も紹介

給湯器を室内型にするメリット・デメリット|費用、ガス・石油給湯器 ・ エコキュート の比較も紹介

  • 「給湯器を室内型にすると、メンテナンスがしやすくなるって本当? でも設置場所によってはデメリットもあるんだろうな。」
  • 「ガス給湯器とエコキュート、どっちがエネルギー効率がいいんだろう? 環境にもお財布にも優しい方を知りたい。」
  • 「結婚して家を買ったけど、給湯器の設置ってどうしたらいいのかな。石油給湯器もあるけど、どれがいいんだろう?」

給湯器には石油給湯器、エコキュート、ガス給湯器などさまざまなタイプがあります。

給湯器を設置する際、設置場所やそれぞれの特性・メリットやデメリットなど、様々な要素を考慮する必要があります。

そこで今回のコラムでは、埼玉県で多くのリフォームを手掛けてきた工務店『ナジャムのリフォーム』が、給湯器に関する重用な情報を詳しく解説していきます。

給湯器を室内型にするメリット・デメリット|ガス・石油・エコキュート共通

メリットとデメリットと書かれたメモ

ここでは、給湯器を室内型にするメリット・デメリットを解説していきます。

給湯器を室内型にするメリット

給湯器を室内型にするメリットは、下記のようなものが挙げられます。

  • メンテナンスが容易であり、定期的な点検や修理が簡単に行える
  • 景観や周囲の環境に影響を与えず、美観を保てる
  • 周囲の騒音を軽減できる
  • 特殊な環境下(塩害地域・極寒地域)の場合、寿命が伸びる

給湯器を室内型にすることで、メンテナンス性の向上、景観・環境への配慮など、さまざまなメリットが得られます。

特に厳しい気象条件の地域の場合は、室内型の給湯器を選ぶことで、安心して利用できます。

給湯器を室内型にするデメリット

給湯器を室内型にするデメリットは、以下のようなものが挙げられます。

  • 設置スペースを必要とするため、狭い場所では取り付けが難しい場合がある
  • 配管工事や排気筒の設置など、追加の工事が必要となる場合があり、工事費用が増加する可能性がある

給湯器を室内型にする際には、設置スペースや室内環境に注意する必要があり、適切な設置場所や工事方法を検討する必要があります。

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給湯器を室内・屋外に設置する費用の比較

電卓と家

ここでは、給湯器を室内・屋外に設置する費用の比較をしていきます。

給湯器を室内・屋外に設置する設置費用の比較

給湯器の設置・工事費用の相場は5万円程度で、給湯器本体の価格相場は5万円から30万円程度です。

しかし、給湯器を室内に設置する場合と、屋外に設置する場合では設置費用が異なるケースがあります。

まず室内設置の場合は、配管工事や排気筒の設置などが必要になり、その分の部材費用や工事費用がかかるケースがあるためです。

排気筒の長さによっても異なりますが、費用は1万円から2万円程度が相場となります。

一方で、屋外設置の場合は排気筒を設置する必要がないため、その分の費用が削減されることが多いです。

給湯器を室内・屋外に設置する修理費用の比較

室内型または屋外型の給湯器の修理費用の相場は、一般的に1万円から2万円程度です。

修理費用は室内設置と屋外設置のどちらにおいても変わりません。

給湯器の修理費用は、修理内容や業者によって異なりますが、一般的にこの範囲内での価格設定が多く見られます。

給湯器の寿命は室内or屋外設置で変化するのか

ガス・石油給湯器の寿命は7年から10年程度で、エコキュート・電気温水器の場合は10年から15年程度です。

一般的に給湯器の寿命は室外設置より室外設置のほうが短いと思われがちですが、実際は室内でも屋外でも寿命は変わりません。

給湯器の寿命は室内・屋外どちらに設置しても同じ。理由を紹介

室内設置・屋外設置の寿命がほぼ同じ理由として、耐久性の向上が挙げられます。

近年の給湯器は屋外での使用を想定して設計されており、耐久性を上げた設計がなされています。

例えば、屋内設置の給湯器では、給気を確保するためのフィルターが設けられていることが一般的です。一方、屋外設置の給湯器には給気フィルターがついていません。

屋外設置の給湯器には本体の横に角度のついた穴(給気口)が設けられており、この設計によって横殴りの雨などがあっても給湯器の内部に雨水が入りこまないように工夫されています。

例外|塩害地域、極寒地域

屋内設置・屋外設置どちらでも給湯器の寿命は変わらないことをお伝えしました。

しかし、一部の特殊な環境下においては、設置場所が給湯器の寿命に影響を与える場合があります。

例えば、塩害地域では海水からの塩分が給湯器を腐食させるため、屋外設置の給湯器の寿命が短くなるケースがあります。

また、極寒地域では低温による凍結のリスクが高まり、これも寿命に影響を与えるため注意しなければなりません。

【関連コラム】マンション給湯器の寿命は何年?交換のタイミング・費用・選び方・注意点を解説

給湯器の違い・比較|ガス・石油・エコキュート・電気温水器

室内給湯器

ここでは、各種給湯器の違いを解説していきます。

ガス・石油・エコキュート・電気温水器の違いは燃料

ガス・石油・エコキュート・電気温水器の違いは、それぞれが使用する燃料です。

それぞれの燃料は下記のとおりです。

  • ガス給湯器:ガス
  • 石油給湯器:石油
  • エコキュート:電気と大気熱
  • 電気温水器:電気

ガス給湯器とは

ガス給湯器は、水道管と直結しているため、蛇口やシャワーからの水圧が高い点が魅力です

また、強い火力により、短時間で温かいお湯を提供できる利便性も魅力の1つです。

しかし、一酸化炭素中毒のリスクや二酸化炭素の排出といった環境への影響も考慮する必要があります。

石油給湯器とは

石油給湯器は、寿命が長く、ランニングコストが比較的安価であることが利点です。

しかし、燃料切れのリスクや燃料タンクのスペースを確保する必要があるといったデメリットがあります。

エコキュートとは

エコキュートは、ヒートポンプユニットと呼ばれる装置を使っています。

ヒートポンプユニットは外の空気から熱を集めて、その熱をお湯を温めるのに使います。

電気も使いますが、空気から熱を取り出して移動させる技術である「ヒートポンプ式」は、少ない電気で効率よくお湯を沸かすことが可能です。

必要なエネルギーは電気だけで、使ったエネルギーよりもたくさんの熱エネルギーを得られるので、とても節約になります。

エコキュートは環境に配慮した給湯器として注目されていますが、初期費用が高い点や、大きな設置スペースが必要になる点がデメリットです。

電気温水器とは

電気温水器は燃焼機構を持たないため、一酸化炭素中毒や不完全燃焼といったリスクがなく、安全性が高い点がメリットです。

また、燃焼に伴う二酸化炭素排出が無いため、環境負荷を減らすことができます。

しかし、ガス給湯器よりも設置にかかるコストが高い点や、水圧がやや低いといった点がデメリットです。

ガス・石油・エコキュート・電気温水器の比較

ガス・石油・エコキュート・電気温水器を比較した表が以下の通りです。

初期費用 光熱費 寿命
ガス 10〜20万円程度 月5,000円程度 7〜10年程度
石油 10〜30万円程度 月5,000円程度 8〜10年程度
エコキュート 30〜70万円程度 月3,000円程度 10〜15年程度
電気温水器 50〜60万円程度 月5,000円程度 10〜15年程度

 

※契約中の電気料金プランや使用頻度、機器の効率、地域の気象条件などによって異なるためご注意ください。

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給湯器を室内型にするQ&A

Q&A

室内型給湯器を設置する際によくある質問にお答えします。

給湯器は室内のどこに設置する?

戸建住宅の場合は脱衣所や台所近くに設置するのが一般的です。

一方、マンションの場合は玄関扉の横にあるパイプスペースに設置するのが一般的です。

木造住宅の床はエコキュート・電気給湯器の重量に耐えられる?

転倒や落下の危険があります。

実際、過去の地震では地上設置の貯湯タンクが転倒する事例がありました。

設置時には十分な補強や足元の固定、振れ止めなどの対策が重用です。

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まとめ

お風呂 湯船 お湯

快適で安心な暮らしを実現するには、各種給湯器が持つ特性やメリット・デメリット、費用などを考慮することが不可欠です。

ナジャムのリフォームでは、経験豊かなスタッフが最適な提案をいたします。

安心して暮らせる住環境を実現するためにも、ぜひお気軽にご相談ください。