闇バイト強盗に狙われる家の特徴|被害を回避するための防犯対策や注意点も解説
「闇バイト強盗の被害に遭ったらどうしよう」「闇バイト強盗に狙われる家の特徴とは?」と考える方は多くいらっしゃいます。
闇バイト強盗の被害に遭わないためには、狙われる家の特徴を押さえて対策を検討することが大切です。
そこで今回のコラムでは、埼玉県で多くのリフォームを手掛けてきた工務店『ナジャムのリフォーム』が、闇バイト強盗に狙われる家の特徴を解説します。
闇バイト強盗に狙われる家の特徴
闇バイト強盗に狙われる家には、以下のような特徴があります。
- ご高齢の方が主に暮らしている
- 窓やドアのセキュリティが低い
- 住宅に死角が多い
- 照明が少なく夜間に住宅周辺が暗い
- 庭や建物の手入れが行き届いていない
なお、「闇バイト」とは強盗などの犯罪⾏為をすることで報酬を得るアルバイトのことです。
ご高齢の方が主に暮らしている
闇バイト強盗の被害は、ご高齢の方が主に暮らしている住宅が狙われるケースが多く、とくに単身世帯の方や二人世帯の方は注意が必要です。
闇バイト強盗は実行前に住宅周辺を下見しており、窓から見える住宅内部の様子や洗濯物などから家族構成が判断されている場合があります。
また、見知らぬ訪問者も気をつけたいポイントです。
闇バイト強盗は訪問販売員や工事関係者を装って住宅に訪問し、ご家族や住宅の特徴について情報収集している可能性もあります。
窓やドアのセキュリティが低い
闇バイト強盗は窓や勝手口のドアから侵入している傾向にあり、窓やドアのセキュリティが低いと標的になりやすいと考えられます。
警察庁が公表した「侵入窃盗の侵入口」の2023年のデータによると、侵入窃盗における侵入口で最も多いのは「窓」で全体の55.2%を占めました。
参考:政府広報オンライン|空き巣や強盗から命と財産を守る「住まいの防犯対策」
セキュリティが低い窓やドアの特徴は、以下のとおりです。
- フロートガラスなど割れやすいガラスを採用している
- 浴室やトイレなど、換気のために開けたままにしている
- 日常的に鍵をかけていない
上記のような窓やドアがあると闇バイト強盗に侵入しやすい印象を与え、狙われる可能性があります。
ユニットバスの窓をふさぐリフォームを、こちらの記事で解説しています。
【参考コラム】ユニットバスの窓をふさぐリフォームの費用、メリット・デメリットを解説
住宅に死角が多い
住宅の死角は闇バイト強盗が犯行時に隠れる場所となり、死角があることで「侵入しやすい」と判断されるケースがあります。
住宅の死角には以下のような例があり、ご自宅の状況と照らし合わせてみましょう。
- 背の高いブロック塀で住宅が囲まれている
- 窓やドアの周辺に植栽などがある
- 物置やベランダがある
- 窓・ドアが道路や隣家から見えづらい位置にある
また、物置は設置場所によっては闇バイト強盗が2階へ移動するための足場になる場合もあります。
照明がなく夜間に住宅周辺が暗い
闇バイト強盗の犯行時間帯は午前0〜6時頃が多く、住宅周辺に照明がない場合は夜間に暗くなるため標的となる場合があります。
加えて、住宅周辺の人通りがないような立地は犯行に気づかれるリスクが少なく、闇バイト強盗に狙われやすいため注意しましょう。
ご自宅の敷地周辺に街灯がある場合でも、建物が奥まった位置にあると建物周辺が暗くなりがちなので防犯対策が必須です。
庭や建物の手入れが行き届いていない
庭や建物の手入れが行き届いていないと、闇バイト強盗から「防犯意識が低い」と判断されるケースがあります。
加えて庭の草木が伸びていると犯行時に身を隠しやすく、闇バイト強盗にとって都合のいい環境です。
また、郵便受けに郵便物が溜まっている場合にも、防犯意識が低いと認識されたり、郵便物から個人情報を入手されたりする可能性があります。
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闇バイト強盗の被害を回避するための防犯対策
闇バイト強盗の被害を回避するための防犯対策として、以下をご紹介します。
- 防犯カメラやセンサーライトを設置する
- 補助錠を取り付ける
- 防犯ガラスに交換する
- 防犯フィルムを貼る
- 住宅周辺からの見通しをよくする
- ホームセキュリティを導入する
- 近隣住民の方とのコミュニケーションを大切にする
防犯カメラやセンサーライトを設置する
防犯カメラやセンサーライトを設置すると防犯意識が高い印象を与えられ、闇バイト強盗のターゲットから外れやすくなります。
「センサーライト」とは、人の動きなどを感知して自動的に照明を点灯・消灯する照明器具のことです。
また、万が一闇バイト強盗の被害に遭った場合にも、録画した映像を警察に提出することで事件解決につながります。
闇バイト強盗の被害が発生しやすい夜間に鮮明に撮影するには、防犯カメラとセンサーライトを組み合わせて設置することが大切です。
補助錠を取り付ける
「補助錠」とは、防犯性アップを目的に主錠とは別に設ける鍵のことです。
補助錠を窓やドアに取り付けると、住宅に侵入するのに2つの鍵を解錠する時間がかかるため、闇バイト強盗が犯行の途中であきらめる可能性が高まります。
なお、補助錠は備え付けられているケースもあることから、購入前に現在の窓やドアの状態をチェックしてみましょう。
補助錠を購入する際には、防犯性に優れた建物部品であることを示す「CPマーク」付きの製品を選ぶのがおすすめです。
防犯ガラスに交換する
「防犯ガラス」とは2枚以上のガラスを樹脂の中間膜で圧着させているガラスのことで、割れにくいのが特徴です。
防犯ガラスは万が一割れた場合にも貫通しづらいため、闇バイト強盗が侵入をあきらめる可能性があります。
また、窓ガラスの侵入に時間がかかれば、ご家族や隣家にお住まいの方が犯行に気づく確率が高まるのもメリットです。
補助錠と同様に、防犯ガラスも「CPマーク」付きの製品を選びましょう。
防犯フィルムを貼る
「防犯フィルム」とは、窓ガラスに貼るタイプの防犯アイテムです。
防犯フィルムを窓ガラスに貼ってガラスを強化すれば、闇バイト強盗が窓を破壊する時間が長くなり、侵入を予防できる場合があります。
また、防犯フィルムは窓ガラスの交換よりも費用を抑えられる傾向にあるので、家計の負担を減らしながら対策できるのもメリットです。
防犯フィルムについても、安全性が証明されている「CPマーク」付きの製品を利用しましょう。
住宅周辺からの見通しをよくする
住宅周辺からの見通しをよくすると死角となる場所を減らせるので、闇バイト強盗が犯行しづらくなり、ターゲットから外れる場合があります。
たとえば、住宅が背の高いブロック塀で囲まれている際には、塀を低くするリフォームを実施しましょう。
ただし、塀や植栽をすべて取り払うと住宅内部が外から見えやすくなるため、プライバシー確保も踏まえながら検討することが大切です。
道路や隣家から見えない位置に窓・ドアがある場合は、見通しを改善しても死角になる可能性があり、防犯カメラの設置など別途対策する必要があります。
ホームセキュリティを導入する
「ホームセキュリティ」とは、警備会社が提供する家庭向けの防犯サービスのことです。
闇バイト強盗が侵入した際には、ホームセキュリティによって警備会社に通報されて、パトロール員が駆けつけます。
加えて、ホームセキュリティを導入している住宅の建物に貼り付ける「防犯ステッカー」によって、犯罪抑止効果を期待できるのも魅力です。
ホームセキュリティには急病時に警備会社に通報する「見守りサービス」を含めているプランもあり、安心して生活しやすくなります。
近隣住民の方とのコミュニケーションを大切にする
闇バイト強盗の被害に遭った場合にも、すぐに助けを求められるように近隣住民の方とのコミュニケーションを大切にしましょう。
また、日頃から近隣住民の方とコミュニケーションをとっておけば、「不審者や不審な車を見た」など闇バイト強盗に関する情報を入手できる場合があります。
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闇バイト強盗の対策を検討する際の注意点
闇バイト強盗の対策を検討する際の注意点は、以下のとおりです。
- ご自宅に現金があるかどうかは関係なく狙われる可能性がある
- 防犯リフォームはプロに依頼する
ご自宅に現金があるかどうかは関係なく狙われる可能性がある
「自宅に現金を置いていないから大丈夫」と考えている方もいらっしゃるかもしれません。
高額な現金を奪い取られるケースもありますが、闇バイト強盗では数万円から20万円程度の被害も多発しています。
ご自宅に現金を置いている・置いていないに関係なく、防犯対策を講じることが大切です。
防犯リフォームはプロに依頼する
DIYでできる防犯対策もありますが、防犯グッズ・サービスの性能を最大限に発揮するためにも、プロにリフォームを依頼しましょう。
たとえば、防犯フィルムの設置は貼り付け方を間違えると防犯効果が薄れてしまうので、専門業者に依頼するのがおすすめです。
また、プロ目線のアドバイスをもらうことで、ご自宅に合った防犯グッズ・サービスをスムーズに選べます。
住みながらのリフォームで困った点について、こちらの記事でご紹介しています。
【参考コラム】住みながらのリフォームでここが困った|家具の移動、防犯などの対策やメリットを紹介
闇バイト強盗の被害に遭った場合の対応
闇バイト強盗の被害に遭った場合の対応は、以下のとおりです。
- 無理に反撃や抵抗はしない
- 外へ逃げて大声で助けを呼ぶ
無理に反撃や抵抗はしない
闇バイト強盗の被害に遭った場合、無理に反撃や抵抗はせず命を守ることを最優先にしましょう。
無理に反撃や抵抗をすると危害を加えられるリスクが高まるので、注意する必要があります。
また、現金や物品を要求されたら大人しく渡して、犯人の気持ちを逆なでするような行動・言動は避けるのが無難です。
外へ逃げて大声で助けを呼ぶ
闇バイト強盗の被害に遭ったら、外へ逃げて大声で助けを呼びましょう。
貴重品などを取りに行っていると時間がかかり、闇バイト強盗に捕まるおそれもあるので、すぐに外に出ることが大切です。
どうしても外に出られない場合には、トイレなど鍵のかかるスペースに逃げると身を守りやすくなります。
埼玉県で防犯リフォームを検討中の方はナジャムのリフォームにお問い合わせください。
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まとめ
闇バイト強盗に狙われる家には、「窓やドアのセキュリティが低い」「住宅に死角が多い」などの特徴があります。
窓ガラスを防犯ガラスに交換したり、住宅周辺からの見通しをよくしたりして、闇バイト強盗の被害を防ぎましょう。
今回ご紹介した内容を、闇バイト強盗の対策を検討する際の参考としていただけると幸いです。