エコキュートの補助金はいつまでか【2024年】|2025年はどうなるのかや注意点も解説
「2024年のエコキュートの補助金はいつまで申請できる?」と疑問をお持ちの方へ。
2024年のエコキュートの補助金は、ワンストップ申請を利用した交付申請などの受付を終了しています。
ただし、2025年のエコキュートの補助金について経済産業省から情報が発表されているため、早めに確認しておくことが大切です。
そこで今回のコラムでは、埼玉県で多くのリフォームを手掛けてきた工務店『ナジャムのリフォーム』が、エコキュートの補助金はいつまでかを解説します。
※給湯省エネ2025年事業は、現時点で「実施予定の補助金」で、詳細な実施要綱が確定していません。
この記事では、現時点で政府から公表されている最新の公式情報をわかりやすくお伝えします。
今後、公式情報の発表にあわせて情報を更新しますので、ごらんいただけると幸いです。
目次
エコキュートの補助金はいつまでか【2024年】
2024年のエコキュートの補助金は、2024年12月2日に予算に対する補助金申請額の割合が90%に達し、ワンストップ申請を利用した交付申請などの受付を終了しています。
2024年のエコキュートの補助金における交付申請の終了に関する動向は、以下のとおりです。
日付 | 内容 |
---|---|
2024年12月2日 | 交付申請の予約※1受付の終了 |
2024年12月19日 | ワンストップ申請※2を利用した交付申請の受付終了 |
参考:給湯省エネ2024事業|※告知※ 2024年11月30日をもって交付申請の予約の受付を終了します。
参考:給湯省エネ2024事業|ワンストップ申請を利用した交付申請の受付を終了しました。
※1「交付申請の予約」とは、補助金の交付が見込まれるリフォーム工事に着手した場合、交付申請の予約ができる任意の制度で、予約の有効期間内については予算が確保されます。
※2「ワンストップ申請」とは、複数の補助金事業で対象となるリフォーム工事を実施した場合に、より高い補助を受けられる補助金事業へ振り分けられ、交付申請する制度です。
2024年のエコキュートの補助金は、補助金申請額が予算上限に達するまでは専用ポータルから個別に交付申請の手続きができます。
ただし、2024年12月19日に補助金申請額が予算の95%に達したため、間もなく交付申請の受付が終了すると見込まれます。
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エコキュートの補助金はどうなるのか【2025年】
2024年12月時点で、経済産業省から2025年のエコキュートの補助金が実施予定である旨が発表されています。
参考:経済産業省|給湯省エネ2025事業(令和6年度補正予算案「高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金」)について
エコキュートの補助金の正式名称は「給湯省エネ2025事業(予定)」で、高効率給湯器の導入に関する経費の一部を補助する事業です。
また、エコキュートの補助金の目的は、高効率給湯器の導入を促進し、2030年度に温室効果ガスを2013年度から46%削減する「2030年度におけるエネルギー需給の見通し」の達成に貢献することにあります。
省エネ性能の高いエアコン購入・買い替えの際に活用できる補助金を、こちらの記事で解説しています。
【参考コラム】個人が省エネ性能の高いエアコン購入・買い替えの際に活用できる補助金、子育てグリーン住宅支援事業について解説
エコキュートの補助金の対象要件【2025年】
2025年におけるエコキュートの補助金の対象要件を、以下の点から解説します。
- 補助対象者・交付申請者
- 対象となる住宅
- 対象着工期間
- 対象製品
ここでご紹介する情報については、経済産業省の「給湯省エネ2025事業(令和6年度補正予算案「高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金」)について」もしくは、同ページ内の「高効率給湯器導入促進による家庭部門の省エネルギー推進事業費補助金の概要」を参考にしています。
補助対象者・交付申請者
2025年におけるエコキュートの補助金の補助対象者・交付申請者は、以下のとおりです。
- 補助対象者:工事発注者(消費者など)
- 交付申請者:施工業者(工事請負業者)
「工事発注者」と「施工業者」が共同で補助金の交付申請をするものとされており、施工業者が代表して手続きします。
また、施工業者が交付申請の手続きをするには、「補助事業者」として登録を受けることが必要です。
工事発注者が単独で交付申請の手続きはできないため、補助金申請に対応している登録事業者を探しましょう。
対象となる住宅
2025年におけるエコキュートの補助金の対象となる住宅は、以下のとおりです。
- 新築住宅:1年以内に建築された住宅で、かつ居住実績がない
- 既存住宅:建築から1年が経過した住宅など
新築住宅の「建築日」は、基本的に「検査済証の発出日」とされています。
なお、未使用の対象機器が設置されている場合でも、既存住宅の購入は補助対象になりません。
対象着工期間
2025年におけるエコキュートの補助金の対象着工期間は、2024年11月22日以降となっています。
住宅の着工日の定義は、以下のとおりです。
種類 | 着工日の定義 |
---|---|
新築住宅 | 注文:建築着工日 分譲:住宅の引渡日 |
既存住宅 | リフォーム:給湯器(1台目)の設置工事の着手日 購入:住宅の引渡日 |
上記のように住宅の種類によって着工日の考え方が異なるため、注意しましょう。
対象製品
2025年におけるエコキュートの補助金の対象製品は、以下のとおりです。
種類 | 内容 |
---|---|
ヒートポンプ給湯機 | エネルギーの使用の合理化等に関する法律施行令に掲げる電気温水機器で、一定の基準エネルギー消費効率以上の機器 |
ハイブリッド給湯機 | 一般社団法人日本ガス石油機器工業会の規格で、年間給湯効率が108.0%以上の機器 |
家庭用燃料電池 | 一般社団法人燃料電池普及促進協会の製品登録に必要な要件を満たした機器 |
それぞれの対象製品で機器の性能などが指定されているので、施工業者にアドバイスをもらいながら製品を選ぶことをおすすめします。
高効率給湯器の導入とあわせて蓄熱暖房機または電気温水器を撤去する場合も、補助対象に含まれます。
エコジョーズと普通の給湯器の違いについて、こちらの記事で解説しています。
【参考コラム】エコジョーズと普通の給湯器の違い|月々のガス代、本体価格などを比較
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エコキュートの補助金の補助金額【2025年】
2025年におけるエコキュートの補助金の補助金額は、以下のように予定されています。
種類 | 補助金額 |
---|---|
ヒートポンプ給湯機 | 基本額:6万円/台 A要件:10万円/台 B要件:12万円/台 A・B要件を満たす場合:13万円/台 |
ハイブリッド給湯機 | 基本額:8万円/台 A要件:13万円/台 B要件:13万円/台 A・B要件を満たす場合:15万円/台 |
家庭用燃料電池 | 基本額:16万円/台 C要件:20万円/台 |
なお、補助対象設備の台数制限は、戸建てで2台以内・共同住宅で1台以内となっています。
対象製品によっても異なりますが、A〜B要件の主な条件は以下のとおりです。
- A・C要件:インターネットに接続可能であるなど
- B要件:補助要件下限の機種と比較して、5%以上CO2排出量が少ないなど
また、高効率給湯器の導入とあわせて蓄熱暖房機または電気温水器を撤去する際は、以下の加算措置が実施されます。
- 蓄熱暖房機の撤去:8万円/台(上限2台まで)
- 電気温水器の撤去:4万円/台(高効率給湯器導入により補助を受ける台数まで)
エコキュートの撤去は加算対象ではないため、注意しましょう。
エコキュートの補助金を利用する際の注意点
エコキュートの補助金を利用する際の注意点は、以下のとおりです。
- 交付申請の受付が早めに終了する場合がある
- ほかの補助金との併用が認められない
後悔を回避するために、あらかじめ注意点をチェックしておきましょう。
交付申請の受付が早めに終了する場合がある
エコキュートの補助金は、補助金申請額が予算上限に達すると交付申請の受付が早めに終了する場合があるので、注意が必要です。
予算に対する補助金申請額の割合は、補助金の公式ホームページで随時公表されるため、こまめに確認することが大切です。
補助金の利用を検討している場合は、なるべく早めに登録事業者を探して、設備の設置を進めましょう。
国のほかの補助金との併用が認められない
エコキュートの補助金を使って給湯器を導入する場合、国のほかの補助制度と併用できないので、前提にして計画を進めましょう。
ほかの国の補助制度を利用する予定があれば、補助対象に給湯器が含まれているか確認しましょう。
ご自身で判断するのが難しいケースもあるため、補助金申請に慣れている施工業者を選ぶことをおすすめします。
ハイブリット給湯器「エコワン」で後悔しない方法について、こちらの記事で解説しています。
【参考コラム】エコワンで後悔しない方法|太陽光なしでは光熱費が高いのか、エコジョーズ・エコキュートとの比較など解説
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まとめ
2024年のエコキュートの補助金は、2024年12月時点で交付申請の予約受付などを終了しています。
2025年もエコキュートの補助金が実施される予定なので、上手に活用して給湯器導入に関わる費用負担を軽減しましょう。
今回ご紹介した内容を、エコキュートの補助金を検討する際の参考としていただけると幸いです。