フローリングの重ね張りでカビ対策する方法|メリット・デメリットや注意点も解説
「重ね張り」とは、既存の床材を残したまま、新しい床材を重ねて張っていく方法です。
「フローリングの重ね張りでカビ対策したい」と考える方は、多くいらっしゃいます。
重ね張りで既存の床材の表面は隠れるものの、場合によってはカビが発生するケースもあるので、あらかじめポイントを押さえておくことが大切です。
そこで今回のコラムでは、埼玉県で多くのリフォームを手掛けてきた工務店『ナジャムのリフォーム』が、フローリングの重ね張りでカビ対策する方法を解説します。
目次
フローリングの重ね張りでカビ対策する方法
フローリングの重ね張りでカビ対策をする方法は、以下のとおりです。
- 既存の床材のカビを除去してから重ね張りする
- 畳の上に重ね張りする際は湿気対策を徹底する
それぞれの方法について解説します。
既存の床材のカビを除去してから重ね張りする
既存の床材にカビが発生した状態でフローリングを重ね張りすると、既存の床材から新しく張ったフローリングにカビが広がるおそれがあります。
カビの繁殖を防ぐには、フローリングを重ね張りする前に、既存の床材のカビを以下のような方法で除去しておくことが大切です。
- カビ取り洗浄
- 除菌処理
- 防カビ処理
とくに、窓際や水回り周辺で使用している床材にはカビが発生しているケースがあるため、念入りな下準備が求められます。
畳の上に重ね張りする際は湿気対策を徹底する
畳の上にフローリングを重ね張りする際は、畳とフローリングの間に除湿剤を設置するなど、湿気対策を徹底しましょう。
調湿効果のある畳は湿気を吸収・放出しており、フローリングを重ね張りすると、畳とフローリングの間にこもる湿気によってカビが発生する可能性があります。
また、畳にカビが発生している場合にも、リフォーム前にカビ取りが必要です。
畳からフローリングへの後悔しないリフォーム方法を、こちらの記事で解説しています。
【参考コラム】畳からフローリングへの後悔しないリフォーム方法|費用、フローリングにするメリット・デメリットなど解説
埼玉県でフローリングのリフォームを検討中の方は、ナジャムのリフォームにお問い合わせください。
【埼玉県でリフォームを検討中の方へ】
ナジャムのリフォームでは、現場の調査からお見積書提出まで無料で行っています。しつこい営業などは一切ありませんので、お気軽にお問い合わせください。
フローリングの重ね張りでカビ対策する際の注意点
フローリングの重ね張りでカビ対策する際の注意点は、以下のとおりです。
- DIYでのリフォームは避ける
- カビや劣化が激しい場合は「張り替え」も視野に入れる
それぞれの点について解説します。
DIYでのリフォームは避ける
既存の床材と新しいフローリングの両方をカビから守るには、重ね張りの前に既存の床材のカビを取り除くことが重要となります。
DIYだとカビの洗浄や防カビの作業が不十分になる可能性があるので、リフォーム業者に作業を依頼するのがベターです。
また、フローリングの重ね張りは段差によってドアの加工が必要になるケースもあり、リフォーム業者に依頼すると手間を減らせるのもメリットです。
カビや劣化が激しい場合は「張り替え」も視野に入れる
既存の床材のカビや劣化が激しい場合は、重ね張りではなく「張り替え」も視野に入れて検討してください。
「張り替え」とは、既存の床材を剥がしてからフローリングを張る方法です。
カビで傷んでいる床材にフローリングを重ね張りをした場合、床の安定性や耐久性が保てない可能性があるため注意しましょう。
フローリングを重ね張りできるかどうかはご自宅の床の状態によって異なるので、リフォーム業者に相談して判断することをおすすめします。
フローリングリフォームの費用相場と後悔しないためのポイントを、こちらの記事でご紹介しています。
【参考コラム】フローリングリフォームの費用相場と後悔しないためのポイント3つ|埼玉県川口市のリフォーム専門店ナジャム
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フローリングを重ね張りするメリット・デメリット
ここでは、フローリングを重ね張りするメリット・デメリットを解説します。
メリットだけではなく、デメリットも踏まえてフローリングの重ね張りを検討しましょう。
メリット
フローリングを重ね張りするメリットは、以下のとおりです。
- 既存の床材の破棄などが不要で、リフォーム費用を抑えられる
- 重ね張りによって二重床になり、防音効果が見込める
- 既存の床材の解体作業がないことから、粉じんや騒音によるストレスを感じにくい
- 解体や下地のやり直しの作業がなく、工期が短く済む
「リフォーム費用や工期を抑えたい」「粉じんや工事音などのストレスを減らしたい」とお考えの方に、フローリングの重ね張りがおすすめです。
デメリット
フローリングを重ね張りする場合は、以下のようなデメリットがあります。
- 既存の床材にカビが残っていると、カビが繁殖するリスクがある
- 新しく張るフローリングの厚みによって段差が発生する
- 段差でドアの開閉に支障がでると、ドアの加工が必要になる
- 床材を剥がさないため、床下の状態を把握できない
床を踏むとに軋みや沈みを感じるようであれば、下地が劣化しているケースがあるため、張り替えも含めて検討しましょう。
フローリングの重ね張りで後悔しないためのポイント
フローリングの重ね張りで後悔しないためのポイントは、以下のとおりです。
- 段差になりやすい部分の対策を検討しておく
- 「張り替え」と比較しながらリフォームを決める
- 施工実績が豊富なリフォーム業者に依頼する
それぞれのポイントを押さえて、ミスマッチを回避しましょう。
段差になりやすい部分の対策を検討しておく
重ね張りでは既存の床材にフローリングの厚みがプラスされるので、リフォーム後に以下のような部分がフローリングと干渉する場合があります。
- ドア下の隙間
- クローゼットや収納の扉
- キッチンなどの引き出し など
薄いフローリングを採用したり、ドアを加工したりすることで、干渉するのを回避できる可能性があります。
また、部屋の境に段差が発生すると転倒する原因になるため、見切り材を設置しましょう。
「見切り材」とは、床などの仕上げ材が切り替わる箇所に入る化粧材のことで、段差や隙間を解消するために使われます。
「張り替え」と比較しながらリフォームを決める
フローリングの重ね張りでは「下地の状態が確認できない」といったデメリットがあるので、張り替えと比較しながらリフォームを決めることが重要です。
とくに築年数が経過していたり、軋み・沈みなどが確認できたりする場合には、張り替えたほうがいいケースがあります。
最初から重ね張りに絞るのではなく、リフォーム業者のアドバイスを参考にしながら、方針を決めましょう。
20畳のフローリングの張替え費用相場を、こちらの記事で解説しています。
【参考コラム】20畳のフローリングの張替え費用相場|工法・材料の種類による違い、注意点など解説
施工実績が豊富なリフォーム業者に依頼する
フローリングの重ね張りで、カビの発生を防いだり、段差を解消してきれいに仕上げたりするには、リフォーム業者の技術力が求められます。
問い合わせる前に、ホームページなどからリフォーム業者の施工実績を確認しましょう。
また、打ち合わせや見積もり時には、既存の床材のカビ処理や段差の解消方法について詳しく聞いておくと、ミスマッチを回避しやすくなります。
埼玉県でフローリングのリフォームを検討中の方は、ナジャムのリフォームにお問い合わせください。
【埼玉県でリフォームを検討中の方へ】
ナジャムのリフォームでは、現場の調査からお見積書提出まで無料で行っています。しつこい営業などは一切ありませんので、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
フローリングの重ね張りのリフォームでは、既存の床材のカビ取り洗浄や防カビ処理をしてから、フローリングを張る必要があります。
重ね張りしたフローリングの厚みによってドアの開閉などに支障がでる可能性があるため、薄いフローリングを採用するなど対策を考えましょう。
今回ご紹介した内容を、フローリングの重ね張りを検討する際の参考にしていただけると幸いです。