外壁のカビを自分で除去する方法|原因・効果的な対策・再発防止策まで解説

外壁のカビを自分で除去する方法|原因・効果的な対策・再発防止策まで解説

外壁に発生するカビは、見た目を損なうだけでなく、放置すると住宅の劣化を招きます。

「自分でカビを除去したい」「再発を防ぎたい」と考えている方も多いと思います。

この記事では、埼玉で豊富な外壁リフォーム実績を持つ工務店『ナジャムのリフォーム』が、カビの発生原因、自分でできるカビ取り方法、再発防止策を詳しく解説します。

外壁にカビが生える原因とは

外壁にカビが生える原因

外壁にカビが生えると、見た目を損なうだけでなく、建物の劣化を早める原因にもなります。

カビの発生原因を知り、適切に対策を講じることで、清潔で長持ちする外壁を維持できます。

外壁に黒カビが生える理由

外壁に黒カビが発生しやすい主な条件は、以下のとおりです。

  • 湿気が多い環境
  • 外壁に汚れが蓄積すること
  • 日当たりや風通しが悪いこと

黒カビは湿気と汚れを好むため、北側や日陰、汚れがたまりやすい場所に発生しやすい傾向があります。

外壁のカビとコケ・藻の違い

外壁の汚れには、黒カビだけでなく、コケや藻も含まれます。

これらは見た目が似ていますが、発生条件や除去方法が異なるため、正しく見分けることが大切です。

種類 特徴 発生しやすい場所
黒カビ 黒や茶色の斑点状の汚れ
・湿気と汚れを好む
・日陰
・湿気の多い場所
・換気扇周り
緑カビ 緑色の薄い膜のような汚れ ・湿気の多い壁面
・北側の外壁
コケ フワフワした緑色の塊
・水分を含むとぬめりがある
・雨がかかる部分
・苔むした地面に近い壁面
ぬめりのある緑色の汚れ
・水分が多い場所に発生
・雨水が溜まりやすい場所
・湿気の多い壁

 

外壁のカビが放置するとどうなる

外壁のカビを放置すると、住宅の外観や耐久性に以下のような悪影響を及ぼします。

  • 黒ずみや斑点が目立ち、外観が損なわれる
  • 家全体が古びた印象になり、資産価値の低下につながる
  • カビが外壁に根を張ると、塗装が剥がれやすくなる
  • カビが広がると、外壁材そのものが劣化し、脆くなる
  • 放置すればするほど、除去が難しくなる

カビが発生したら早期に除去し、再発を防ぐ対策を講じることが重要です。

次の章では、自分でできるカビ取り方法について詳しく解説します。

埼玉県で外壁のカビが気になる方はナジャムのリフォームにお問い合わせください。

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自分で外壁のカビを除去する方法

自分で外壁のカビを除去する方法

外壁のカビは、初期段階であれば自分で除去できる可能性があります。
しかし、過度な洗浄不適切な道具・洗剤の使用は、外壁やコーティング材を傷つける恐れがあるため注意が必要です。

用意する道具・洗剤

カビ取りをする際には、適切な洗剤と道具を準備することが大切です。

洗浄力の強い洗剤を使いすぎると外壁を傷める原因になるため、素材に適したものを選びましょう。

【家庭で使えるカビ取り剤】

洗剤の種類 特徴 使用方法
市販のカビ取り剤 強力な漂白・除菌効果があり、手軽に使える カビが発生している部分に塗布し数分置いてから水で流す
中性洗剤
(台所用洗剤)
外壁に優しく、塗装を傷めにくい 水で薄め、ブラシやスポンジで洗浄する
エタノール・
アルコールスプレー
カビの除菌効果があり、再発防止にも使える スプレーし、自然乾燥させる

※市販のカビ取り剤を使用する際は、刺激が強すぎるものを避け、外壁材に適したものを選びましょう。

【必要な道具】

  • ブラシ・スポンジ:外壁の種類に適した硬さのものを使用
  • ゴム手袋・保護メガネ・マスク:洗剤が肌や目に与える刺激を防ぐため
  • バケツ・雑巾:洗剤を薄める、汚れを拭き取る際に使用
  • ホースや高圧洗浄機:洗剤を流す際に使用するが、使用時には注意が必要

外壁の素材別に適したカビ取り方法

外壁の種類によって、適切な洗浄方法が異なります。

強くこすりすぎると塗装が剥がれ、洗剤が強すぎると素材を傷める可能性があるため、以下の表を参考にしてください。

外壁の種類 カビ取り方法
サイディング
(一般的な外壁材)
・軽くこすりながら洗剤で洗浄する
・強くこすりすぎないように注意する
モルタル
(塗り壁)
・強くこすらずに洗剤を浸透させる
・ブラシは柔らかめのものを使用する
タイル外壁 ・酸性洗剤の使用が可能
・目地部分に注意し、優しく洗浄する
ガルバリウム鋼板
(金属系外壁)
・研磨剤入りの洗剤は使用できない
・中性洗剤を使用する
・やわらかいスポンジで洗浄する

 

サイディングの素材や塗料の選び方については、こちらの記事をご参照ください。

【参考コラム】「外壁が白すぎた」と後悔する理由はまぶしい・汚れやすいなど|サイディングの素材、塗料の選び方

外壁のカビ取り手順

外壁のカビ取り手順は以下のとおりです。

外壁のカビ取り手順(手順ごとの解説)
1. 乾いた状態でホコリや汚れを落とす。

2. 洗剤を外壁に塗布し、数分間放置する

↓ 選んだ洗剤を外壁にスプレーし、5〜10分程度放置します。すぐにこすらず、洗剤がカビに浸透する時間を確保することがポイントです。

3. ブラシやスポンジで優しくこする

↓ 強くこすりすぎると塗装が剥がれる原因になるため、慎重に作業しましょう。

4. 水で流し、乾燥させる

※水が残ると、かえってカビの原因になるため、乾燥させることが重要です。

失敗しないための注意点

カビ取りの際に誤った方法を取ると、外壁を傷めたり、かえってカビが再発しやすくなることがあります。

以下の点に注意が必要です。

  • 強力な洗剤の過度な使用は、外壁を傷める原因となる
  • 硬すぎるブラシは塗装を剥がす恐れがあるため、柔らかいスポンジやナイロンブラシの使用がおすすめ
  • 高圧洗浄機を使用する場合は、圧力を弱め(家庭用洗浄機の低圧設定)、外壁から30cm以上離して使用する

 

埼玉県で外壁のカビ除去を検討されている方はナジャムのリフォームにお問い合わせください。

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外壁のカビを防ぐための再発防止策

外壁のカビを防ぐための再発防止策|防カビコーティング

外壁のカビは再発しやすいため、予防が重要です。

カビの再発を防ぐ具体的な方法を紹介します。

外壁に防カビコーティングをする

外壁のカビを防ぐには、防カビコーティングを施すことが効果的です。

カビが付着しにくくなり、掃除の手間も軽減できます。

方法は、以下の2種類があります。

防カビコーティングを施す方法 特徴
市販の防カビスプレーを活用する ・防カビ成分配合でカビの発生を抑える
・透明なコーティングで外観を損なわない
・雨に強く、持続性のあるものを選ぶと効果的
・効果は半年~1年程度のため、定期的な塗布が必要
専門業者によるコーティング施工を依頼する ・3~5年の防カビ効果が期待できる
・紫外線や雨風に強く、耐久性が高い
・防汚効果があり、カビだけでなく汚れ全般がつきにくくなる

 

湿気を抑える工夫をする

外壁にカビが発生する主な原因の一つは、湿気がこもりやすいことです。

風通しを改善し、湿気を抑えることでカビの発生を防げます。

  • エアコンの室外機や植木鉢を壁際に置かないようにする
  • 壁面の汚れを定期的に水で洗い流すことを心がける

外壁の塗装を見直してカビの発生を抑える

外壁の塗装が劣化すると、表面がざらつき、汚れが付着しやすくなり、カビが発生しやすくなるため、定期的に塗装を見直すことが大切です。

外壁の種類によりますが、築10年ほどでひび割れなどの劣化の症状が現れるため、その前に外壁を塗装するのがおすすめです。

また、外壁塗装を行う際は、防カビ効果のある塗料を選ぶことで、カビの発生を抑えやすくなります。

 

外壁塗装の費用相場については、こちらの記事をご参照ください。

【参考コラム】外壁塗装・屋根塗装を同時に施工する際の費用相場を解説

雨どいのメンテナンスも重要

雨どいが詰まったり破損したりすると、雨水が外壁に流れやすくなり、湿気が増えてカビの原因になることがあります。

雨どいの掃除を怠ると、落ち葉や泥が詰まり、水の流れが悪くなるため、定期的なメンテナンスが必要です。

【雨どいの掃除方法】

  • ゴミや落ち葉を取り除く(年に1~2回が目安に掃除する)
  • 水を流して詰まりがないかチェックする
  • 破損がある場合は、早めに修理する

特に、落ち葉が多い秋や梅雨前に掃除をしておくと、雨水がスムーズに流れ、カビの発生リスクを下げることができます。

 

雨どいだけでなく、ベランダの清掃を怠ると、雨漏りの原因にもなります。

詳しくはこちらの記事をご確認ください。

【参考コラム】ベランダの雨漏りの修理費用|原因や修理方法、火災保険が使えるかなど解説

自分でカビ取りが難しい場合は業者に依頼を検討する

自分でのカビ取りが難しい場合は業者に依頼

外壁のカビは自分で落とせる場合もありますが、広範囲に広がっている場合や高所に発生したカビは、プロに依頼するのが安全で確実な方法です。

また、カビが繰り返し発生する場合は、根本的な原因を突き止める必要があり、専門的な知識と技術が求められます。

業者に依頼するのがおすすめのケース

以下のような状況では、自分でのカビ取りが難しいため、業者に依頼するのがおすすめです。

  • 外壁全体にカビが広がっている場合
  • 手が届かない高所に発生したカビ
  • 洗浄してもすぐに再発する場合
  • 外壁の素材が傷つきやすい場合

「何度もカビ取りをするのが面倒」「根本的に解決したい」と考えている場合は、業者に依頼するのがおすすめです。

外壁のカビ取り業者の選び方

外壁のカビ取りを業者に依頼する際は、信頼できる業者を選ぶことが重要です。

  • 口コミ・評判を確認する
  • 防カビ施工に対応しているか
  • 長期保証があるか
  • 費用相場を確認する

見積もりは必ず複数社に依頼し、相場より極端に高い業者や安すぎる業者には注意が必要です。

 

埼玉県で外壁のカビ除去を検討している方はナジャムのリフォームにお問い合わせください。

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まとめ

外壁のカビは、湿気・汚れ・日当たりの悪さなどが原因で発生します。

適切な方法で除去し、予防策を講じることで、外観を清潔に保てます。

自分でカビを落とす場合は、外壁の素材に合った洗剤と道具を使い、優しく洗浄することがポイントです。

また、広範囲のカビや高所に発生したカビ、再発しやすい場合は、業者に依頼し、早めの対策と予防で大切な住まいを長く美しく保ちましょう。