古い家の水回りリフォーム費用相場|3点・4点セットがおすすめな理由、住みながらでもできるかなど解説
「古い家の水回りをリフォームしたい。どれくらいリフォーム費用がかかるのか。」とお悩みの方へ。
古い家で快適に暮らすためには、「キッチン」「トイレ」「浴室」「洗面所」などの水回りを適切なタイミングでリフォームすることが重要です。
また水回りのリフォームは、「3点セット」「4点セット」など同時に行うことで費用を抑えられます。
今回は、埼玉県で多くの水回りリフォームを手掛けてきた工務店『ナジャムのリフォーム』が、古い家の水回りリフォームの費用相場をくわしく解説します。
古い家でも快適に過ごすために、費用相場を確認しながら適切な水回りリフォームの計画を立てましょう。ぜひ最後までごらんください!
目次
古い家の水回り|リフォームを検討する時期
古い家の水回り設備を「どのタイミングでリフォームすべきなのか」をお悩みの方も多いのではないでしょうか。
ここでは、古い家の水回りのリフォームを検討する時期を解説します。
一般的なリフォーム時期の目安
水回り設備の一般的なリフォーム時期の目安は、以下のとおりです。
水回り | リフォーム時期 |
---|---|
キッチン | 15~20年 |
トイレ | 10~20年 |
浴室 | 15~20年 |
洗面所 | 10~15年 |
もちろん、使用頻度やメンテナンスの仕方などにより水回り設備の寿命は異なりますが、築20年を経過した場合には全体的な水回りのリフォームが必要な時期であると言えます。
水回りのリフォームを検討するサイン
具体的に以下のような症状が見受けられた場合に、水回りのリフォームを検討しましょう。
水回り | 症状 |
---|---|
キッチン | ・蛇口、シンク下からの水漏れ ・シンクの汚れが落ちない |
トイレ | ・水漏れ ・流れが悪い ・便座の故障 ・頑固な汚れが落ちない |
浴室 | ・蛇口、シャワーからの水漏れ ・シャワーの水圧が弱い ・パッキンのカビが落ちない |
洗面所 | ・蛇口、排水管からの水漏れ ・鏡・収納棚の劣化 |
特に、水漏れを放置すると「カビ・ダニの発生」「建材の腐食」などにつながるため、早めの対処が必要です。
また、ライフスタイルの変化により現状の水回り設備が使いにくいと感じていらっしゃる方は、以下のように使い勝手をよくするためのリフォームも検討しましょう。
(例)
- 高齢者がいらっしゃる:浴室のバリアフリー化、手すりの設置
- 水道代を節約したい:節水できるトイレにリフォーム
- 開放的な雰囲気にしたい:対面キッチンにリフォーム など
以下の記事では、ご高齢のご家族が使いやすい浴槽にリフォームする方法を確認できます。
【参考コラム】高齢者向け入りやすい浴槽のリフォーム術┃バリアフリーな浴室づくりのポイント
埼玉県で水回りのリフォームをご検討中の方は、『ナジャムのリフォーム』にお問い合わせください。
【埼玉県でリフォームを検討中の方へ】
ナジャムのリフォームでは、現場の調査からお見積書提出まで無料で行っています。しつこい営業などは一切ありませんので、お気軽にお問い合わせください。
古い家の水回りリフォーム費用相場
適切なタイミングで古い家の水回りをリフォームするために、費用相場を事前に確認しておきましょう。
※ここで紹介するリフォーム費用は目安で、工事内容・グレードなどにより費用が異なります。詳しい費用はリフォームを以来する施工業者にご確認ください。
キッチンのリフォーム費用相場
キッチンのリフォームの費用は、「キッチンの種類」「サイズ」「グレード」「既存のキッチンの状況」により大きく異なります。
例として、キッチンのレイアウト別にリフォーム費用相場を紹介します。
種類 | リフォーム費用相場 |
---|---|
I型 | 60~150万円 |
L型 | 80~200万円 |
対面型 | 80~180万円 |
また、「コンロの交換・レンジフードの交換など部分的なキッチンリフォームの場合は20万円前後」など、費用を抑えられる場合もあります。
以下は築25年以上の戸建てで、シンクの経年劣化が進んだキッチン本体を交換した事例です。
すべての水回り設備・給湯器を交換し、内装リフォームも実施して、費用は360万円でした。
トイレのリフォーム費用相場
トイレのリフォーム費用は、「トイレの種類」「床・壁紙の張り替えを行うか」「トイレ本体の機能」などにより異なります。
例として、トイレの種類ごとにトイレ本体を交換する費用相場を紹介します。
種類 | 費用相場 |
---|---|
【組合せトイレ】 |
10~30万円 |
【一体型トイレ】 |
13~24万円 |
【タンクレストイレ】 |
13~43万円 |
トイレ本体交換とあわせてトイレの内装もリフォームする場合の費用相場は以下のとおりで、トイレの内装をリフォームする費用は「工法」「内装材のグレード」などによって変動します。
- 壁紙のリフォームの費用相場:4~5万円
- 床の張り替え費用相場:2~8万円
以下は「組合せ型のトイレ」から「タンクレストイレ」にリフォームした事例です。
外壁利府おォームをあわせて実施し、リフォーム費用は155万円でした。
浴室のリフォーム費用相場
浴室のつくりは大きく分けて「ユニットバス」「在来工法」で、既存の浴室の状態によってリフォーム費用が異なります。
また、給湯器・乾燥機などの設備交換の有無によっても、費用が異なることに注意しましょう。
リフォーム内容例 | 費用相場 |
---|---|
ユニットバスを交換 | 60~120万円 |
在来工法→ユニットバス | 100~200万円 |
浴槽のみ交換 | 20~60万円 |
給湯器交換 | 8~30万円 |
特に古い在来工法の浴室は断熱材の入れ直しなども含めて快適性を確保する必要があるため、リフォーム費用が高額になる傾向があります。
以下は、ユニットバスを交換したリフォーム事例です。
キッチンリフォーム・内装リフォームをあわせて実施し、費用は240万円でした。
以下の記事で、狭い浴室・浴槽をリフォームで広げる方法・費用などを確認できます。
【参考コラム】お風呂のリフォームで狭い浴室・浴槽を広げる方法・費用|サイズ変更せずに広く見せる&快適にする工夫も紹介
洗面所のリフォーム費用相場
洗面所のリフォームは、「洗面台のサイズ」「洗面台のグレードやデザイン」「既存の洗面所の状況」などによって費用が大きく異なります。
洗面所のリフォーム内容例と費用相場は、以下のとおりです。
リフォーム内容例 | 費用相場 |
---|---|
洗面台の交換 | 7~50万円 |
内装工事 | 5~20万円 |
排水管交換 | 2~4万円 |
以下は、リフォームによって収納容量の大きい洗面台に交換した事例です。
洗面台以外のすべての水回り設備・給湯器を交換し、内装リフォームも実施して、費用は360万円でした。
以下の記事で三面鏡の洗面台のメリット・デメリットを確認できます。
【参考コラム】三面鏡の洗面台にデメリットはあるのか|一面鏡とどちらがよいのか、メリットなど紹介
埼玉県で水回りのリフォームをご検討中の方は、『ナジャムのリフォーム』にお問い合わせください。
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ナジャムのリフォームでは、現場の調査からお見積書提出まで無料で行っています。しつこい営業などは一切ありませんので、お気軽にお問い合わせください。
古い家は水回り3点・4点セットでリフォームがおすすめ
水回り3点・4点セットとは、複数の水回り設備をセットでリフォームするプランのことです。
特に、古い家の場合には水回り設備が全体的に劣化してリフォームが必要となるのが一般的で、まとめてリフォームすることで、単独でリフォームするよりも工事費用・本体価格などを抑えられます。
※ここで紹介するリフォーム費用は目安で、工事内容・グレードなどにより費用が異なります。詳しい費用はリフォームを以来する施工業者にご確認ください。
水回りリフォーム3点セットの費用相場
水回りリフォーム3点セットとは、「キッチン」「トイレ」「浴室」「洗面所」の中から3箇所を選び、まとめてリフォームするプランのことです。
「水回り設備交換+周辺内装のリフォーム」を想定した水回りリフォーム3点セットの費用相場は、以下のとおりです。
施工箇所 | 費用相場 |
---|---|
キッチン・トイレ・浴室 | 120~460万円 |
トイレ・浴室・洗面所 | 90~290万円 |
キッチン・浴室・洗面所 | 120~430万円 |
水回りリフォーム4点セットの費用相場
水回り4点セットとは、「キッチン」「トイレ」「浴室」「洗面所」をまとめてリフォームすることを指し、リフォーム費用の相場は140~490万円になります。
以下の記事で、水回りをセットでリフォームする際に費用を抑えるコツ、注意点など確認できます。
【参考コラム】水回りリフォーム4点セット・3点セットの費用相場(マンション・戸建て)|費用を抑えるコツや注意点も解説
古い家の水回りリフォームは住みながらでもできるのか
結論からお伝えすると、古い家の水回りリフォームは住みながらでも可能です。
ただし大掛かりな工事になる場合には仮住まいをする方がよいケースもあるので、事前に水回りリフォームの工期を確認しましょう。
水回りリフォームの工期
水回りリフォームの工期の目安は、以下のとおりです。
施工箇所 | 工期の目安 |
---|---|
キッチン | 2~6日 |
トイレ | 1~3日 |
浴室 | 2~6日 |
洗面所 | 1~4日 |
上記は一般的な工期ですが、リフォーム内容に「間取り変更」「壁・床の解体」などが含まれる場合には、10日以上となるケースもあります。
水回り設備が使えない生活は非常に不便なので、リフォームの工期が長い場合には、仮住まいを検討することをおすすめします。
水回りリフォームを住みながら行う際の注意点
古い家の水回りリフォームを住みながら行う際には、以下の点に注意しましょう。
- リフォーム中は大きな音・ホコリなどが発生するため、生活にまったく支障がないわけではない
- リフォーム中は複数の作業員が出入りするため、落ち着いて生活するのが難しく、防犯対策も必要
- 居住部位に支障が出ないようにリフォームプランを組み立てることで、工期が長くなるケースがある など
全体のスケジュール・仮設工事の必要性などをリフォーム業者に相談し、住みながらリフォームするかどうかを判断してください。
以下の記事では、住みながらのリフォームで困ることを確認できます。
【参考コラム】住みながらのリフォームでここが困った|家具の移動、防犯などの対策やメリットを紹介
埼玉県で水回りのリフォームをご検討中の方は、『ナジャムのリフォーム』にお問い合わせください。
【埼玉県でリフォームを検討中の方へ】
ナジャムのリフォームでは、現場の調査からお見積書提出まで無料で行っています。しつこい営業などは一切ありませんので、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
今回は、古い家の水回りリフォームの費用相場を紹介しました。
古い家の水回り設備は、設備だけではなく設備周辺も劣化しているケースが多くあります。
3点・4点セットのように水回りをまとめてリフォームをすることでご自体の快適性が大幅にアップするため、予算に応じてリフォームプランを組み立てましょう。
今回紹介した情報が、古い家の水回りのリフォームを検討している方の参考になれば幸いです。