屋根をガルバリウム鋼板にする際のリフォーム費用の相場|後悔しないためのポイント、メリット・デメリットなど解説
「ガルバリウム鋼板屋根にしたいけど、リフォーム費用が高くなるのは心配。」とお悩みの方へ。
ガルバリウム鋼板は人気の屋根材ですが、リフォーム業者によって費用が異なる実態があるので、慎重に検討し適正な価格で適切な屋根のリフォームを行いたいですよね。
今回は、埼玉県で多くのリフォームを手掛けてきた工務店『ナジャムのリフォーム』が、ガルバリウム鋼板屋根のリフォーム費用やメリット・デメリットを紹介します。
事前にリフォーム費用相場を確認することで、費用対効果の高い屋根のリフォームが実現できます。ぜひ、最後までごらんください!
目次
屋根をガルバリウム鋼板にするメリット・デメリット
ガルバリウム鋼板のメリット・デメリットを事前に把握することで、「ガルバリウム鋼板にしなければよかった・・」と後悔するリスクを減らせます。
ここでは、ガルバリウム鋼板の特徴やメリット・デメリットを紹介します。
ガルバリウム鋼板とは
ガルバリウム鋼板とは、亜鉛とアルミ、シリコンを組み合わせた合金にメッキ加工した金属素材で、住宅の屋根や外壁材として使用されます。
また、ガルバリウム鋼板には、断熱材一体型と断熱材が施されていないタイプがあり、断熱材一体型なら高い断熱効果も期待できるのでおすすめです。
メリット
屋根をガルバリウム鋼板にすることで、以下のようなメリットがあります。
- 耐久性が高い
- 遮音性がある
- 耐震性に優れている
- 汚れがつきにくい
- 軽い
- 意匠性が高い
屋根とあわせて外壁のリフォームを検討中の方は、こちらの記事で外壁の色を選ぶ方法を確認できます。
【参考コラム】「外壁が白すぎた」と後悔する理由はまぶしい・汚れやすいなど|サイディングの素材、塗料の選び方
ガルバリウム鋼板は、特に耐久性が高いことが特徴的で、メーカーにもよりますが耐用年数は25~35年ですので、長い間使い続けられることがメリットです。
デメリット
屋根をガルバリウム鋼板にするデメリットは以下のとおりです。
- 凹みや傷が発生しやすい
- スレートと比べると費用が高額になりがち
※スレートとは、セメントや天然石を材料とした板状の屋根材のことです。
ガルバリウム鋼板には種類があり、断熱材・遮音性などグレードにより異なりますが、屋根材として一般的に使われることが多い「スレート」と比較すると、ガルバリウム鋼板の方が費用がやや高くなる傾向があります。
ガルバリウム鋼板とスレートの費用比較は、次章のガルバリウム鋼板とその他の屋根材とのリフォーム費用の比較でくわしく紹介していますので参考にしてください。
埼玉県で屋根のリフォームをご検討中の方は、『ナジャムのリフォーム』にお問い合わせください。
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屋根をガルバリウム鋼板にする際のリフォーム費用の相場
ガルバリウム鋼板を使用した屋根のリフォームの際の施工方法は、「葺き替え」と「カバー工法」があります。
どちらを採用するかでリフォーム費用も異なりますので、ここでは工法別のリフォーム費用の目安や費用が変わるポイントなどを紹介します。
葺き替えのリフォーム費用の目安
葺き替えとは、屋根材を撤去して新しいものに張り替える工法のことを指し、以下のような費用がかかります。
- 足場代
- 撤去・処分費
- 下地補修
- ルーフィング
- 屋根材(ガルバリウム鋼板)
- 諸経費
30坪の住宅で屋根をガルバリウム鋼板に葺き替える場合のリフォーム費用は150~250万円程度を目安としましょう。
※あくまで目安であり、実際の施工費用は施工業者や材料、屋根の形状などにより異なります。
カバー工法のリフォーム費用の目安
カバー工法とは、既存の屋根の上に軽い屋根を被せる工法のことを指し、以下のような費用がかかります。
- 足場代
- ルーフィング
- 屋根材(ガルバリウム鋼板)
- 諸経費
カバー工法では、既存の屋根を撤去しないので、撤去・処分費や下地補修費がほとんどかかりません。
また、葺き替えより手間がかからないので、工期も短縮できることから費用も抑えられます。
このような特徴から、30坪の住宅でカバー工法により屋根をガルバリウム鋼板にするリフォーム費用の目安は、100~170万円程度になります。
※あくまで目安であり、実際の施工費用は施工業者や材料、屋根の形状などにより異なります。
ただし、以下のようなケースではカバー工法を採用できないことに注意しましょう。
- 瓦屋根
- 劣化が著しい場合
ガルバリウム鋼板とその他の屋根材とのリフォーム費用の比較
屋根材には、ガルバリウム鋼板以外の素材も多くあります。
以下の表は、その他の屋根材とガルバリウム鋼板の施工単価の目安です。
屋根材の種類 | 施工単価(/㎡) |
---|---|
ガルバリウム鋼板 | 6,000円~ |
スレート | 5,000円~ |
日本瓦 | 8,000円~ |
ただし、ガルバリウム鋼板には「横葺き」「縦葺き」「断熱材一体型」など種類があり、それぞれ費用が異なることに注意しましょう。
その他リフォーム費用が変わるポイント
同じガルバリウム鋼板を使用してリフォームを行う場合でも「屋根の形状」「材料」「屋根全体の広さ」により費用が異なります。
屋根の形状
一口に屋根と言っても「切妻屋根」「入母屋屋根」など様々な種類があり、屋根の形状によって棟部分や軒部分に使用する建材の長さが変わります。
一般的には、複雑な形状な屋根は費用が高額になる傾向があることに注意しましょう。
材料
ルーフィング、ビスなど建材にもグレードがあり、使用する材料によっても全体的なリフォーム費用が異なります。
特に、ルーフィングは防水としての役割が大きく、屋根材と同じくらい重要度の高い建材なので、耐久性、防水性などを考慮して適切なものを選びましょう。
屋根の広さ
当然ですが、屋根の面積によってリフォーム費用は異なります。
例えば、屋根の軒が大きく張り出している住宅は、その分リフォーム面積が大きくなることに注意しましょう。
屋根をガルバリウム鋼板にして後悔しないためのポイント
屋根をガルバリウム鋼板にして「こんなはずじゃなかった・・」と後悔しないためにも、以下のポイントを意識しましょう。
- 補助金を利用できるか調べる
- 定期的に点検・メンテナンスを行う
- 断熱性・防音性を高める
- 施工実績が豊富な施工業者を選ぶ
補助金を利用できるか調べる
「補助金を利用できるなんて知らなかった」と後悔しないためにも、屋根のリフォームで補助金を利用できるかどうかを調べましょう。
特に、以下のようなケースで各自治体の補助金を利用できる場合があります。
(例)
- 屋根の軽量化により耐震性を向上させる
- 屋根の断熱性を高めて省エネ化
補助金の実施状況は、各自治体により異なりますので、屋根をリフォームする際は調べてみることをおすすめします。
定期的に点検・メンテナンスを行う
ガルバリウム鋼板は、比較的錆びにくく耐久性も高い素材ですが、メンテナンスフリーではないことに注意しましょう。
定期的に点検し、屋根の状況をチェックすることで「いつの間にか屋根がボロボロになっていた・・」と後悔するリスクを軽減し、屋根を長持ちさせることができます。
このように、定期的に点検を行うことで、屋根を含むフルリフォームするのか、最低限のリフォームで済ませるのかの判断材料にもなるのでおすすめです。
以下の記事では、お金のかからないリフォーム・フルリフォームの費用、内容など解説していますので、ぜひごらんください。
【参考コラム】老後のリフォームは最低限にするべきか|お金のかからないリフォーム・フルリフォームの費用、内容など解説
断熱性・防音性を高める
ガルバリウム鋼板にしたことで「夏は暑く、冬は寒い」「雨音がうるさい」など後悔することがあります。
上記のような後悔をしないためにも、ガルバリウム鋼板は断熱性・防音性が高いものを選定することをおすすめします。
施工実績が豊富な施工業者を選ぶ
「リフォームしたばかりなのに雨漏りしてきた・・」と後悔しないためにも施工実績が豊富な施工業者を選びましょう。
「適切な防水処理が行われなかった」「屋根の取り付けが不十分だった」など施工不良によって雨漏りが発生することもあります。
アフターフォロー体制、無料施工保証など工事後の体制がしっかりとしている施工業者を選ぶことも大切です。
以下の記事では、雨漏りする時としない時がある理由や対処法を紹介していますので、ぜひごらんください!
【参考コラム】雨漏りする時としない時がある理由|放置するとどうなるか、対処法などを解説
『ナジャムのリフォーム』は、「アフター点検保証」「施工保証」「設備機器保証」の3つの安心保証により、安心して施工をお任せいただけるリフォーム専門店です。
埼玉県で屋根のリフォームをご検討中の方は、お気軽にお問い合わせください。
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ナジャムのリフォームでは、現場の調査からお見積書提出まで無料で行っています。しつこい営業などは一切ありませんので、お気軽にお問い合わせください。
屋根をガルバリウム鋼板にしたリフォーム事例を紹介
最後に屋根をガルバリウム鋼板にリフォームした実例を紹介します。
こちらは、劣化した屋根を断熱一体型のガルバリウム鋼板にリフォームした実例です。
見た目がきれいになっただけでなく、住宅の断熱性も高めることができました。
こちらも築約20年、長年家を守り続けた劣化した屋根を断熱材一体型のガルバリウム鋼板にリフォームした実例です。
『ナジャムのリフォーム』は59年の信用と実績がある住まいのリフォーム専門店です。
埼玉県で屋根のリフォームにお悩みの方は、ぜひ、お気軽にお問い合わせください。
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まとめ
今回は、屋根をガルバリウム鋼板にする際のリフォーム費用の相場について紹介しました。
「工法」「材料」「施工業者」などによりリフォーム費用が変わりますので、十分に検討しましょう。
また、施工不良による雨漏りや断熱性の低下などのガルバリウム鋼板のデメリットを解消するためにも早めに信頼できる施工業者を選定し、相談しながら進めていくことが重要です。
今回紹介した情報が、ガルバリウム屋根のリフォームをご検討中の方の参考になれば幸いです。