押し込み強盗の防犯対策7選|犯行手口や対策が「意味ない」といわれる理由も解説
「押し込み強盗を回避するための防犯対策を知りたい」とお考えの方へ。
近年では「宅配業者」や「点検業者」を装うなど、押し込み強盗の手口が巧妙化しており、防犯対策を講じておくことが大切です。
そこで今回のコラムでは、埼玉県で多くのリフォームを手掛けてきた工務店『ナジャムのリフォーム』が、押し込み強盗の防犯対策7選をご紹介します。
目次
押し込み強盗の犯行手口
「押し込み強盗」とは無理やり住宅に侵入して金品などを強奪することで、犯行手口には以下ようなパターンがあります。
- 居住者が玄関ドアを開けて入る際に、背後から押し入る
- 宅配業者やガスなどの点検業者と偽って住宅に押し入る
押し込み強盗は隣に引っ越してきた住人を装ったり、ガス漏れなどの緊急性を訴えたりして侵入しようするケースもあるため、身に覚えのない訪問者には注意しましょう。
とくに女性やご高齢なご家族の場合は、押し込み強盗の被害に遭うと直接対処するのが難しく、日頃から防犯対策に取り組んでおく必要があります。
警察庁の「住まいる防犯110番」のデータによると、侵入窃盗の認知件数は2003年から減少に転じていましたが、2023年は前年比+11.3%と増加している状況で防犯対策が欠かせません。
参考:警察庁|住まいる防犯110番「侵入窃盗の発生場所別認知件数」
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ナジャムのリフォームでは、現場の調査からお見積書提出まで無料で行っています。しつこい営業などは一切ありませんので、お気軽にお問い合わせください。
押し込み強盗の防犯対策7選
押し込み強盗の防犯対策として、以下の7つをご紹介します。
- 玄関ドアの解錠前に周囲を確認する
- 玄関ドアはすぐに施錠する
- カメラ付きインターホンへ変更する
- チェーンやドアガードをかけた状態で訪問者の対応をする
- 置き配ボックスで荷物を受け取る
- センサーライトや防犯カメラを設置する
- ホームセキュリティを導入する
ご自宅の状況と照らし合わせながら、チェックしましょう。
玄関ドアの解錠前に周囲を確認する
ご自身が玄関ドアから住宅に入る際に、押し入り強盗が背後から無理やり侵入する可能性があるため、玄関ドアの解錠前に周囲を確認することが大切です。
また、帰宅中や敷地に入る前にもなるべく周囲に注意を払って、不審者がいないかチェックすることをおすすめします。
オートロック付きのマンションでも、住人のふりをして一緒にエントランスを通り抜ける場合があるので、住宅内部に入るまで気を抜かないようにしましょう。
玄関ドアはすぐに施錠する
住宅に入って荷物を置く一瞬の隙に押し入り強盗に玄関ドアを開けられるケースがあるので、住宅に入ったらすぐに施錠しましょう。
加えて、施錠直後にチェーンやドアガードをかけると、侵入される危険性がより低くなります。
玄関ドアをすぐに施錠する習慣を身につけておけば、鍵をかけ忘れるリスクを減らすことも可能です。
カメラ付きインターホンへ変更する
カメラ付きインターホンへ変更すると、玄関ドアを開ける前に訪問者を確認できるため、押し入り強盗を回避しやすくなります。
身に覚えのない業者や訪問者であればインターホン経由で会話し、直接対応するのは避けましょう。
また、カメラ付きインターホンのなかにはLEDライト付きで夜間でも鮮明に顔を確認できるタイプや、録音・録画機能が備わっているタイプもあり、犯罪の抑止力につながります。
チェーンやドアガードをかけた状態で訪問者の対応をする
完全に玄関ドアを開けると業者を装った押し入り強盗が侵入しやすくなるので、チェーンやドアガードをかけた状態で訪問者の対応をするのがおすすめです。
チェーンやドアガード越しで宅配業者と伝票をやり取りし、ドア付近に荷物を置いてもらうと押し込み強盗の被害を避けられます。
玄関ドアにチェーンやドアガードが備えられていない場合には、設置を検討しましょう。
なお、チェーンやドアガードを設置する際は金具を取りつけるために玄関ドアに穴を開ける必要があるため、賃貸マンションの場合はあらかじめ管理会社に相談してください。
分譲マンションでは玄関ドアの内側の仕上部分は専有部分として扱われるのが一般的ですが、玄関ドア自体は共用部分に該当するので、管理組合に相談してから設置すると安心です。
置き配ボックスで荷物を受け取る
置き配ボックスで荷物を受け取れば、宅配業者と直接やり取りする必要がなく、押し込み強盗の被害に遭うリスクを減らせます。
宅配業者や通販サイトによっても異なりますが、荷物の置き場所を「宅配ボックス」に指定しておくと、在宅時でも宅配ボックスで荷物を受け取れます。
また、宅配ボックスを設置できない場合には、受け取り場所をコンビニや宅配センターに指定しておくとご自宅以外での受け取りが可能で、防犯対策として効果的です。
センサーライトや防犯カメラを設置する
センサーライトや防犯カメラを設置すれば、押し入り強盗に心理的なプレッシャーを与えられるので、犯罪の抑止力に役立ちます。
とくに防犯カメラは押し入り強盗の姿を記録でき、万が一の場合にも証拠映像として使えるため、事件解決につながるのがメリットです。
夜間でも鮮明に撮影できるように、センサーライトと防犯カメラはセットで設置しましょう。
ホームセキュリティを導入する
「ホームセキュリティ」とは、警備会社が提供する家庭向けの防犯サービスのことです。
ホームコントローラやリモコンに取りつけられた「非常ボタン」を押すと警備会社に通報され、警備員が駆けつけるので、押し入り強盗の被害を最小限に抑えられます。
また、ホームセキュリティを導入すると玄関ドアなどに警備会社のステッカーを貼るため、押し入り強盗のターゲットになりづらくなるのも魅力です。
ホームセキュリティのなかには見守りサービスを提供しているケースも多く、離れて暮らすご家族の健康や安全を守りたい方にも導入が向いています。
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押し込み強盗に狙われやすい住宅の特徴
押し込み強盗に狙われやすい住宅の特徴は、以下のとおりです。
- 外観から築年数が経過していることが把握でき、ご高齢の方が住んでいると判断できる
- 洗濯物や外に置かれている傘などから、女性が主に暮らしていると推測できる
- カメラ付きインターホンが設置されておらず、玄関ドアを開けてもらいやすい
- センサーライトなど、防犯アイテムが設置されていない
押し込み強盗のターゲットになりやすいのはご高齢の方や女性であるため、住宅の外から性別や年齢層が把握できると狙われる可能性があります。
押し込み強盗に限らず、強盗はターゲットになる住宅を下見しているケースが多く、住宅の外観からご家族に関する情報を与えないようにすることも大切です。
闇バイト強盗に狙われる家の特徴を、こちらの記事で解説しています。
【参考コラム】闇バイト強盗に狙われる家の特徴|被害を回避するための防犯対策や注意点も解説
押し込み強盗の防犯対策が「意味ない」といわれる理由
基本的に、ホームセキュリティや防犯カメラの導入などの対策によって、押し込み強盗に対する一定の防犯効果は得られます。
ただし、防犯リフォームをDIYで実施することで防犯アイテムの効果を最大限に引き出せない場合があり、「押し込み強盗の防犯対策は意味ない」と認識されるケースがあります。
たとえば、防犯カメラをDIYで設置するとカメラの設置位置や角度調整がうまくいかず、映像が適切に記録されない可能性があるので注意しましょう。
また、住宅の周辺環境によっても効果的な防犯対策が異なる場合もあり、リフォーム業者などプロに相談するとより効果的な対策ができます。
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まとめ
押し込み強盗は、業者を装って住宅内に侵入することなどを手口としています。
防犯カメラやカメラ付きインターホンなどを設置して、押し込み強盗の防犯対策を進めましょう。
今回ご紹介した内容を、押し込み強盗の防犯対策を検討する際の参考としていただけると幸いです。